新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
ちなみに年末年始は、近所のパチンコ屋は全部満席である。
よく打つもんだと、お金持ちの多さに感心する。
2015年、業界不況まっただ中で、ことしはどうなってしまうのだろうねといった話だが、
ここ数年、マルハンは徹底的に機械導入コストを下げ、
その分が利益となってきている。
他のホールもそれを真似て追随する格好となっている。
客が減り、売り上げが減る一方で
コストダウンをしなければならないのは、必然とも言える。
そして、ホール側が、楽に思いっきり抜ける機械を要求するのも当然だ。
パチンコは、MAXタイプで台粗利が、10000円を超えるような台でないといらない。
スロットも10000の粗利が求められるだろう。
客のふところなどしったことではない。
甘い機械はいらない。
減る客から一方的にむしり取る。
機械代は減らす。
各台計数機で人件費も減らす。
従業員の給与も上げない。
パチンコ屋は、引き続きこの流れで、
ファンを減らしつつも、なんとか維持していくことが予測される。
その余波で、メーカー側は販売台数がじりじりと減ってきている。
2015年は、メーカー側にもかなりのコスト削減が要求される年となるだろう。
知っての通り、一部の中小メーカーは昨年リストラを行い、
直販営業社員を全員解雇したところもある。
年に数機種しか販売しない中小メーカーの場合
直販営業社員は、普段遊ばせておくだけであり、
経費がかかるだけの不要な存在である。
別に台を売るだけなら、
代行店に販売してもらえばいい。
まあ当然の流れだな。
中小メーカーの、製販分離が加速してきたとも言える。
ひとつの機械を販売開始し、販売終了するまで
どこのメーカーもひと月程度で終了してしまう。
○月用の機械として売っている以上、
販売する方もひと月程度で売り切らなければならない。
そして、市場はすぐ次の月の商戦に移っていくのだ。
とても早いのだ。
営業社員には、
基本の給与のほかに
社会保険料
車両台(燃料代、駐車場代)
備品
事務所経費
色々含めていくと、末端の平社員でも、全部組み合わせると500~600万ほどの維持費がかかる。
ベテラン格にになると、もっと払わなければならない。
営業社員のマンパワーだけで機械が売れる時代ではない。
売れないモノは絶対に売れない。
ホール側に余裕もお金もないのだ。
マルハンのような機械削減の流れで、
いらないものは、絶対にいらない!
きっぱりとした態度を示す大手法人が多くなってきた。
抱き合わせ?
しなくてもどうせうちには売るんでしょ?
メーカー側も大手には分が悪い。
それでもしょうがなく、
買っても法人あたり、追い返し料程度の数台だ。
中小に至っては、
つきあいすらできないほど、本当にお金がなくなっている。
販売台数が、2015年は、2014年比10%下がるとすると
メーカーは、コストを、それ以上に下げないとならないだろう。
そして、将来もっともっと販売台数が下がっていくことを想定すると、
今から人的リソースを見直さなくてはならなくなる。
メーカー営業には、一気に冬の時代が来るかも知れない。
直販販売を縮小し、代行店販売の比重を増やしてくるところが増えるだろう。
大手メーカーが、代行店販売を強化し、
地方の有力代行店の囲い込みに入る。
もしくは、既存の直販営業社員に退職してもらって
専属業者になってもらうということか・・
どちらにしろ、社内で他部門に転籍もできないような
末端のスキルのない営業社員は、先を考えた方が良さそうだ。