すわ全台撤去か！
そう騒がれたものの、
さすがにやりすぎだと思われたのか
どこからか圧力が来たのか、
撤去リストも公表されず、
だいぶ緩やかなものになってきている。
もう大丈夫じゃね？
モグラたたきのモグラのように
またひょっこりとパチンコ屋経営者が顔を上げている状態である。
旧台から、新基準機への
ゆるやかな入れ替えといっても、
負担のかからないように徐々に入れ替えなさいよ＾＾
そんなことを普段からお上のいうことをまったく聞かないパチンコ屋が聞くわけがない。
射幸イベントや、ライターイベントをやっているところは顕著だろうね。
新基準機は、明らかに現行より劣化する。
設置比率を上げれば上げるほど売り上げが下がる。
早めに動けば動くほど損をする。
・旧台は限界ぎりぎりまで外さずに大切に使うのが吉
・新基準機は、できるだけ買わずに様子見、バラエティ程度で試す
・期限ぎりぎりで一気に大型入れ替えするために、予算をキープする
生き残りを決めた、多くのホールが、そう決断を踏むとみられる。
そして、閉めるつもりの店舗は、
手持ちで高値で売れる機械をはやめにさばいておきたいところ。
だが、中古メインの店には、高値のつく機械がほとんどないと思われる。
普段から、新台を設置の1割程度しか
買わないホールは、全国で2000店舗ほどある。
パチンコ設置200台とすると、年間新台購買20台とかだ。
ほかは中古入れ替えだ。
どちらにしろ、ほとんどの設置機種を
新台にするのは、無理だろう。
予算が追いつくまでベニヤによる島閉鎖を併用しながら
すすめても、全部新基準にするには無理がある。
やはり閉鎖を選ぶだろう。
2000店舗が閉鎖したとして、そこに普段からいた客が他の店に流れるので他は少しは潤う。
メーカーとしては、普段から機械の買わない店舗がなくなろうとあまり影響ない。
生き残る店も、メーカーも
ここでふるい落とされる店舗があったところで
業界全体として影響は少ない。
客側もそうだろう。行く店が変わるだけだ。
今、業界全体としては、過去最低稼働を記録している。
D社のオンラインのSISデータができてから、どれくらいたつだろう。
20年くらいたつだろうか。
それが、ここ２、３週間で、過去最低のデータをはじいているのだ。
10月にかけてぱちんこMAX機の大量駆け込み購買
11月までにスロの駆け込み購買
これをやったのにもかかわらず、稼働は減った。
もう手はなさそうにみえる。お手上げだ。
単純に機械性能、射幸性ではなく、客の勝率が減りすぎているのが問題だ。
客側が1割しか勝てない状態では、
パチンコ屋に行っても、ほとんど怒りで退店することになる。
連敗して財布の中身がなくなれば
給料日の補充まで再度復讐で打ちにいくことができない。
パチスロはほとんど低設定
ぱちんこは、釘ガチガチ
ボーダーラインという死語があるが、
千円でこの回転数以上回れば客側が理論的にプラスになるという考えだ。
そのボーダーを超えるような、機械がほとんど店にない。
理論的にも必敗の状態では、賢い学生もよりつかない。
ぱちんこ全盛期は、40個LN交換がメインで
無制限ボーダー千円で24回程度の機械が多かった。
店舗では、千円で28～30回以上の調整の機械がごろごろしており、
LNで無制限をひけば、その時点で理論的には勝ち確定である。
客に有利なのは、たとえば、開店から2時間以内になんでもいいからあたれば
無制限遊技獲得という営業形態をとっているところが多かった。
無制限遊技になれば、絶対的に有利である。
だからこそ朝から時間のあるものが打ちに行き、
無制限権利時間すぎても当たらなかったら帰る。
そのあとは、お金持ちがLNで交換しながら打つわけだ。
40個交換ということで、持ち球があれば、それを打ち込んだ方が、現金で打つよりも有利になる
。持ち球比率という考えで、それが増えれば増えるほど客が有利になる。
店の稼働もあがる。
10000発あったとして、交換すると、25000円だ。
持ち球としては、10000発で4万円分の価値なのだから、そのまま打ち続けた方が得だ。
そのように、客側が有利になる条件がいくつもあった。
立ち回れば、客が理論的に勝てたのだ。
学生は、時間があれば、ぱちんこを打ちに行った。もうかるからだ。
金持ちがその分負けてくれる。そうして店も経営が成り立った。
だが、今はどう立ち回っても絶対勝てない。
だからあほらしくて打たない。
客も勝てなくなり、店の経営も苦しくなった。
その業界の首を絞めたのは、
射幸性のある機械ではなくて、
高価交換と、低貸し営業だということを
警察様は認識してほしい。
金がかかって健全な遊技でないのは
機械ではなく、店の経営形態が悪いせいだよと。
罰するならメーカーではなく
ホールを罰してくれ。
