牙狼花だが、
さんざん抱合せておいてそれが必要あったのかというばかりにたくさん入ったようだ。
結果として、需要をはるかに上回る供給となった、
市場には、13~15万台クラスも導入されるとみている。
外れるのは、牙狼金色をはじめとしてすでに稼働の垂れた類型機種だが、
牙狼花に大きな新台効果があるかどうかは、すでに疑問視されている。
多くの識者は、前作ほどの登場インパクトはないため、
最近の傾向通りに、店内移動のみで、総客は増えずに
売り上げ利益ともにたいして変わらないとみている。
ただし、これ以降MAX機の新台はでないため、
その意味では大量導入しておくのは、正解といえるが、
これを長く使うしか方法がないとは、
以降の衰退が目に見えているようで、危機感が漂っている。
PもSもスペックダウンすると、稼働も機械販売も大きく下がるのは、
これまでの歴史が語っている。
しばらくこなれてきて、
たまに緩和が来たりして、メーカーが徐々に解決策を見出し、
それが主流になってきてようやく回復軌道に乗るわけだが、
今まではある程度の稼働がついてきていたので
なんとか回復も起こった。
だが、等価撤廃による客の負担増、全体稼働低下中のこの市況では
今後再度隆盛することは考えられない。
消費税のさらなるアップがくることを考えても、
もう駄目だろうといった考えを持つ人の方が多い。
スロットは、5号機の初期に、稼働が著しく下がり、
機械販売も80万台程度まで落ち込み、スロット不況となった。
その際は、パチンコでなんとかカバーできたので経営的には、
スロを減台、パチを増台で乗り切った。
今度は、パチンコもパチスロも同時規制なのが痛いポイントだ。
どちらかでカバーできない。両方ダウンすることが想定されている。
今期は、4月~11月までの販売は駆け込み需要もあり、
ほぼ例年通りに近い機械販売が行われてきている。
12月以降はとなると、一気に購買を絞ってくる法人が多いようだ。
機械入れ替え費用と収益が完全に釣り合っていないからだ。
稼働が下がっている中で機械入れ替え負担が大きく、
経営にもかなり響いている。
駆け込みとはいえ、こんなに買ってしまってよかったのだろうか。
後悔している企業も多い。
12月以降からさらに来期以降
大幅に機械市場が低下するとみられている。
そんな中で、歴史的にスペックダウン時に販売を伸ばすのが、
ジャグラーと海シリーズである。
もともと海の主戦スペックはミドル帯であり、
新基準での影響は少ない。
牙狼、慶次、北斗はMAXが主力であり、
今後の後継機はダウン感を感じる。
はたから見ても、新基準の結果がまだ出ていない状態では、
海が一番アンパイで無難である。
今度のCR海JAPANは10万台以上の計画のようだが、
たしかに、他のメーカーの機械を買うよりましである。
中期的には、海が新基準機のひな形を作り、
他のメーカーがあわせて追随するような格好でいくとみられる。
ぱちんこもスロットも
ちょっと時代が戻っただけで、スペックも昔に戻っただけなので大丈夫^^
楽観的にそう見る人もいる。
はたしてそううまくいくだろうか。
新規顧客を含め、総客を増やさないことには、どうにもならない。
根柢的に、「牙狼花」ですら、打ちにいく金がほとんどのひとにはない。
いまさらだが、「金がかかりすぎ、抜きすぎ、負けすぎ」これにつきる。
進撃の巨人だろうが、どんな機械を入れようが、縮小への流れはとまらない
おおもとのホール経営が変わらない限りはね、