識者によると、
羽ものや、一発機など釘の微細な調整で開け閉めをしていた時代は、
2.5円LN全盛期であり、
現在のように高価交換無制限営業だと
鳴かず拾わずで、玉がアウトにストレートに流れていくさまを
ひたすら眺めているだけで、
どんな機種よりも金がかかる機械となっている。
適切に鳴かせて拾わせて長く客を楽しまる。
これが羽ものの醍醐味であり、高価交換営業にはそもそも向いていない。
手打ちのチューリップ機が登場したが、
最初は色物扱いで大手法人にはバラエティに多少導入されるだろう。
珍しい懐かしいで、打つ人も多く注目度も高い。
他のメーカーも作るのも安いし、うちもやってみようかと
大人の資本で、乗り出してくるかもしれない。
他にもサミーもカイジの雀球とか、試作していたし、
アレンジボールなどの他の機種も試しに出してくるかもしれない。
だが、いかなる機械も使う側のホールが
抜くための調整しか行わないため、
結局客にとっては、逆貯金箱状態で
球をカラ打ちしているだけの、セブン機よりもつまらないものとなる。
手打ちの機械を現役のパチンコ屋で打っていた層は相当高齢層だろう。
60代以上くらいまでさかのぼらなければならないのではないだろうか。
我々の世代だと、近所の駄菓子屋のコーナーでしか
手打ち&手入れパチンコを打ったことがない。
あとはひなびた温泉街にあったくらいか。
どこもバネがぶっ壊れていたので、ストロークが安定しなくて
難易度が高かった。
消耗品だからしょうがないが、
「A-gon昭和物語」もかなり壊れそうだな。
珍しいから人気は出るだろう、そして儲かるだろうな。
最初は、SISで高稼働と10000を超える粗利が出るのがなんか目に見えてる。
にしても、
これって調整どうするの?
という若手のホール就業者は思うだろう。
今は、調整表も店舗には常備できないので、
見たらすぐシュレッダー行きの極秘文書扱いである。
それにメーカーから、公式の調整表を出したら、お縄ものである。
釘調整が必要な機械ですよってあからさまなものを、警察がうるさいこのご時世にさわりたくな
いかもしれない。
甘すぎたら、プロっぽい連中に張り付かれて大赤字だし、
閉めたらつまらないし、まあ閉めるんだろうけど。
CR時代になっても、チューリップ機自体は、
いくつかでてきていた。
それがすたれたのは、チューリップ機は
出玉の波が単調であり、
羽もののVゾーン入賞や
セブン機の大当たりなどの脳汁ポイントもなく、
閉めた状態だと、まったく増えていかないからだ。
羽ものは、まあたまに当たれば一応の出玉の塊はある。
増えなければつまらない。
カラ打ちばかりで、投資金もかさむ。
下皿上皿遊技だけで、箱を使うこともない。
ハイリスクノーリターンだ。
よく考えると、新台需要一巡したら飛びそうだな。
高価交換の時代にそぐわない。
ぱちんこの全盛期の頃は、
多くの店に、3BOXくらい羽ものがあって、
いろいろな種類が設置されていた。
今の甘デジくらいの感覚だ。
店によって設置機種も異なり
多様化していたので、あの機械を打ちたいからここ
あれ打ちたいからここと行き分けていた。
今のようにどこのホールも同じ機種構成というわけではない。
バラエティコーナーという死に手がそれを消していったのだと思われる。
当時は、1台2台の導入などなかった。まあ機械代がいまよりもはるかに安かったのもあるが・・
まあ、「A-gon昭和物語」はそこそこ売れて、注目浴びると思うよ。
超大手の仮面ライダーよりも結果は出しそうだね。