0(:3 )~ ホールの売上が減る影響で様々な投資金が回収できない
2017年8月19日
メーカーにとって、
開発費をある程度かけて機械を作っても
それが売れないことには回収できない。
人件費や、費用、その期間すべて無駄になる。
現在泡沫機械では、1000台程度がやっとの機械が多い。かなりの赤字だ。
売れないのなら、作る側から赤字なので二の足を踏む。
全体の総販売台数が減ることで、
機種あたりの販売台数も減少傾向にある。
今後はさらに台数減少が進むため、
結果が出た、あるいは出そうな機械しか購買対象にならない。
企画段階から完全に受注生産状態にしなければ
機械生産自体が成り立たなくなるだろう。
もちろん保通協に通るの機械はおおっぴらに営業できないので、
簡易な予約程度で契約はできないだろうが、
相当な厳しさが予測される。
開発機種を厳選することで、機種数自体の減少も起こる
各メーカーが、9月にの駆け込み在庫機種一掃販売を行ったが、
相当な赤字であろうことが想定できる。
販売台数が減ることで、開発人員、営業社員、管理部門社員
今後すべて減らしていかざるをえなくなる。
販売台数が減れば、利益率を上げるべく
機械代金を吊り上げるしかない。
だが、ぱちんこの新基準、6号機ともに
売上、粗利の低下が想定されており、
上がった機械代を回収する期間がさらにのびる。
稼働も飛ぶのも早いだろう。機械代自体を回収できるかどうかも疑問だ。
ますます、泡沫機械を買うことはなくなるだろう。
買っても良いものは、長期間使えるであろう、海物語、ジャグラー
次点で北斗、牙狼などの定番シリーズ機
ほとんどのホールがそんな選択をするとみられる。
・中古機メインで運用している零細ホール
・低貸し中心のホール
これらは、今後機械を総入れ替えする予算がない。
もしくは、機械代投資を回収できない。
どれくらいのホールが今後5年以内につぶれるのか。
現在およそ9800店舗のホール数があるが、
某銀行の予測だと、6000軒まで減るといわれている。
つぶれるのは、中小零細法人ばかりなので、
普段から新台機械の購入はない。
そのためメーカーの販売台数自体には本来影響は薄い。
だが、前述のように、スペックダウンの影響で
売上粗利が下がるため、機械代予算自体は減っていくことになる。
現在客が大幅に減少しているため
ほとんどのホールが、設置台数過多に陥り
郊外店はガラガラのところが多い。
4000軒もつぶれれば自然に適正値まで設置台数が減っていくことだろう。
残った6000軒に遊技者があてがわれることになり
生き残った大手法人はなんとかなる。
スペックダウンした機械にも次第に慣れ、稼働も回復・・
それはだいぶ遠い先のことになる。
それまでに、ホール側もメーカー側も
大規模な人員縮小、経営縮小を行うことになる。
ここ直近から淘汰が数年(4~5年)ほど続いていく
それを耐えきるだけの体力が自社にあるかどうかを適切に判断し、
個人の身の振り方を決めていくといいだろう。