識者によると・・・
入れ替えのリストが、12/1といわれているが
見なくても、ほぼ主力機全部の名前が書かれているのは
幼稚園児でも予測できる。
あとは、いつまでに撤去しなければならないのか
ということに関心が向いている。
期限についても、いろいろと予測されている。
・2016年5月:サミット
・2016年10末:MAX入れ替え規制から1年
・2016年12末:年
・2017年3末:年度末
まあ、3年まるまる使わせてくれるわけはないので、これくらいが限度だろう。
5月は生産能力からみても不可能であり、
おそらく2016年内には片付けろよということでおさまるのではないか。
メーカーにとっては、
ここ1年でP180万~200万台、S80~100万台ほどになった総販売台数が、
いっきに、P300万台の需要が発生したことになる。
2008年、2009年頃の、年間総販売台数が、だいたい350万台くらいなので
部材の準備等は大変そうだが、メーカーにとっては別に作れないことはない。
ホールにとっては、痛い出費なので
入れ替えが終わるまでは、当然その分スロの購買を控えるだろう。
スロは売れなくなるのは間違いない。
ぱちんこも、入れ替え対象となる300万台の機械は慎重に選びたい。
機械を入れかえても、客がついてきていないので、
回収のめどが立たない。
長期で使えるような機械でしかいらないし、買わない。
寿命が短い泡沫機種は、選択肢に上がることはない。
欲しいのは、現在突貫で進められているであろう
主力シリーズ機の高ベース対応機。
泡沫機種は、ライトか甘くらいでないと、買われることはないだろう。
・北斗の拳 修羅編
・牙狼-炎の刻印-
高ベース対応であろうシリーズ機で、
すでに名前が出ているのは、これくらいであろうが、
慶次も前作から1年程度たっているので、
次作がもう高ベース対応で仕上がってきているはずだ。
・海
・主力シリーズ(北斗、牙狼、慶次、エヴァ、ルパン)
・準主力シリーズ(藤商事系、三共系、京楽系ほか)
300万台の構成は、上記の主力機種のメインスペック+甘ライトで
海(3割)、主力シリーズ(3~4割)で、6~7割を占めると想定される。
残りは、主力機を入れるための、
大手の機歴機種で埋められるため、
そのほかの中小メーカーに食い込む余地は相当少なくなる。
豊丸のように完全にニッチに徹するしかないだろう。
すでに飽きられているといっても、海と主力シリーズの方が
新規ものよりもはるかに投資効果は高い。
高ベース機は、抜きにくいため
新規ものは失敗すれば、機械代も回収できない。
よって、主力機自体の主力機への入れ替え分以上に
主力機に需要が集まるのは当然である。
12月になれば、撤去機と撤去期間があきらかになる。
そうなれば、満を持して
各メーカー主力機の発売時期も水面下で流され
機歴要請がホールに布告される。
中小メーカーがどうでもいい誰も知らない
深夜アニメの版権を出したところで、
「機歴にもならないし、ゴミ機械買うくらいなら、海をもう1台先に入れ替えるよ。」
誰が見てもその優先判断を下すだろう。
必要な機械と、いらない機械の差が顕著になり、
中小メーカーは、バラエティコーナー需要のみで、
大手との格差がさらに開く。
2016年は、入れ替え需要が一見あるようにみえても、大手メーカーのみの購買となる。
中小に入れ替え需要のおこぼれは少ない。
スロにしても、予算が減らされるため
最大手アルゼのメイン機種くらいしか買う余力がないだろう。
中小スロメーカーもピンチである。
2008年、2009年は、5号機ショックでスロの販売台数は、65万台程度まで落ち込んだ。
それをふまえ、今の業界の稼働と合わせて、2016年度は、P300万台、S40万台程度の総販売台数く
らいになるのではないか。
中小スロメーカーは、開発費も回収できずにここで幕を閉じそうだ。
ホールも、機械を入れ替える余力がないところは、同じくここで幕を閉じることになる。
大手ホールが、がっしり先行で主力機種をかかえれば
中小零細ホールに回る分はない。
秋口の商戦をみて、機歴がなくてもどうせ売ってくれるだろうと、
甘い妄想を抱かない方がいい。需要の桁が違いすぎる。
全部大手法人が持っていくだろう。
メーカーも2極化。ホールも2極化。
相当な激変となる。
なお、今年の10月~11月みたいに
一気に販売が集中すると
ホールもメーカーも大変なので、
互いに死ぬようなことがないように
大手メーカー同士で、販売時期をよく話し合って、
談合してもらいたい。
談合こそが、メーカーにもホールにも
機械代を出す客にとっても、助けになることだ。
よく考えよ。