今週は、米FOMCがあり、
近年の課題であった、米利上げの実施か、延期するのかが決まる週である。
結果いかんによっては世界経済が大きく揺さぶられる。
利上げなし(延期)の場合は、米日の株価が大きく上昇するとみられている。
利上げの場合は、日米の金利差が拡大し、円安方向に動くとみられる。
日本にとっては、プラスだが、米株の大幅下落が予測されるため
日経も追随して下げるとすると、あまり大きく上昇は考えにくい。
だが、じわじわと円安になっていくだろう。
米国の利上げは新興国経済にとっても深刻課題だ。
利上げをするにしろ、延期するにしろ
今週の上下の値幅はすさまじいものになるだろう。
同様に、今週は、パチンコ業界でも重要な会議が行われる。
パチンコの規制について話し合われるようだ。
現状では、ソースが不確かなものが多く
いろいろなうわさが飛び交っている。
・MAX機の基板を全部交換!?、ガロ花って短期しか使えないの!?
・射幸性を相当制限される!?、1/2ループ機程度が限度!?
まあそんなわけはないだろう。デマに近いとみている。
自らの首を絞めるような決議はそうそうしないと思われるが、
警察が絡んでいると実にやっかいだな。
射幸性の抑制や法令順守(コンプライアンス)の徹底を申し渡されるであろうが、
法令順守といえば、
TOP企業で模範でないといけない
マルハンですら、ライターイベントで煽っているような状態だと
いまは警察もおかんむりだろうな。
さすがに筆者もマルハンはやらないだろうとおもっていたが
マルハンの前を通った時、ライターイベントの看板があり
たいへんがっかりした。
数か月前なのでいまはどうなのかな。
パチンコパチスロともに、規制と緩和が繰り返されてきている。
今回はPもSも規制のターンである。
今回は、多くのパチンコ屋は耐えられるのだろうか。
だいぶ弱っている。
筆者は、いつも駅前の稼働のよい大型大手法人しか
見に行かないのだが、
たまには郊外の店でも見に行くかと
昔打ちに行ったことのある店舗に久しぶりに訪れてみた。
もうつぶれる寸前だった。
なんか残念だな。客が1割しかいない。時間の問題。
他の近隣店も見てきたが、
2スロや0.2円~0.5円Pなど
低貸しにはびっちり客がついているのだが、
4円に全然客がいない。
美しいほどのきれいな通路になっている。
低貸しの高稼働は、近所のじじいばばあが、暇つぶしに打っているのだろうが、4円も低貸しも
釘はガチガチで普通に考えたらこんなもの打てたものではない。
金を落とす価値もない。
店舗内の客の比率が低貸しに偏りすぎると、経営の黄色信号だ。
だんだん低貸しの設置台数を増やして、
最後には低貸し専門店になってしまう店舗が多い。
立地が良ければ、低貸し専門店でも成功できるだろうが、
一発逆転は難しいだろう。
自店の低貸しに足を引っ張られ、総客が増えない中で
自店内異動で低貸しに客が集中し、売り上げ利益が下がり続ける悪循環だ。
設置比率
4円:低貸し=50%:50%
適当に書いたが、これくらいの設置比率の弱った郊外店が多いはずだ。
入客比率を考えると、
フル稼働で、ちょうど4円:低貸し=50%:50%
になるが、まあそんなことにはならない。
実際の入客比率
4円:低貸し=10%:90%
こんなもんだろうか。
4円は新台しか打たれていないような状態だ。
機械をコンスタントに買う力ももはやない。
なんらかの施策を打つ予算もない。
設備を変える予算もない。
細々と毎日負けて金を捨てに来てくれる常連からの
寄付金にたよるような経営しかできなくなる。
地方の郊外店は、やることがない人たちが多そうだから
まだ入客が多いのだろうか。
こうなってくると、
パチスロの規制に加えて、ぱちんこも規制が強化されると、
機械自体の魅力も薄れ、来店動機がかなり減ってしまう。
スペックダウンされるたびに、遊技客が減ってきた。
MAX機の滅亡はしかたないとして、
・普通のミドル
・ライト
・甘
これくらいしか残らないと思われるが、
それにしてもずいぶん時代をさかのぼるな。
大海全盛期で100万台くらいあったころのスペックだろうか。
そしてこなれてきて
スペックが画一化されてどこも似たようなものばかりになると
版権勝負になるのかな?
役物や電飾ピカピカでごまかすのかな?
どちらにしろ今よりもよくはならない。
業界の先行きがまた暗くなったようだ。
終わりはすでに数年前より始まっているが、
今回で終わりに向けてさらに勢いが加速された。
たまには、景気のいい話でもでてこないものだろうか。
われわれの不安は尽きない。