識者によると・・
お客様の懐に優しい、低貸し経営で
パチンコファンを増やしたい。新規顧客を増やしたい。
低貸しで、ぱちんこに慣れてもらって
余裕が出れば、4円へ誘導したい。
そんな趣旨で始まった、低貸しだが、どうやらもう限界に来ているようだ。
始まった当初は、4円にすると2円交換程度の低換金率で
とにかくぶん回しで気持ちよく客に打たしていた。
玉箱の代わりに、バケツを用意して、出玉をたっぷり見せていた。
低貸しと放出ブン回しはセットで当然である。
それが一物一価の影響で、低貸しすら等価にさせられ
いまや4円より、渋い釘である。
もともとの趣旨とは違う状態になっているのだから
これ以上ダメージが広がらないうちに
とっとと脱却すべきであったのに、
ずるずると続けるうちに不況の一因となっている。
結果もファン人口970万人が証明している。
その中に低貸し専門客が入っていれば
実質人口はもっと減っているだろう。
等価交換による、客への放出不足、出玉感の縮小
粗利の取りすぎによる、客離れから
売り上げが減り、経営が圧迫されている。
出ていく経費が、変わらず、実入りが減るので
機械代に回すお金も無くなる。
そして低貸しによる、客単価の低い客が、売り場を占拠しているような状態で
総売り上げが落ち込む。
コーヒー一杯で、開店から閉店まで喫茶店に居座られているのと大差ない。
話は急に変わるが、
今、さいたま大宮市場は、ぱちんこ業界全体の縮図といっていいだろう。
どーんと、グランドオープン時の最盛期には広域からかなりの集客を見せ、
楽園だけでなく、近隣の店すら潤った。
新店効果が薄まりつつあり、
次第に市場ももとの平静に近づきつつある。
客が減り始め、市場全体の過剰な設置台数のため
空き台が目立ち始める。
楽園なんか、新館、旧館あわせて3000台近いため
入客5割でも空き台が、1500台だ。
普通の店の2店舗分以上に相当する空き台だ。
光熱費は、人件費は?
機械代は?
その台数から、儲かるときは、けた違いに儲かるだろうが
一度舵をまちがえると大規模店ほど、ダメージは大きいだろう。
そして残念なことに、入客の減少から
旧館のスロットを安易に全台低貸しにしてしまったのだ
それも中途半端に10スロ5スロなどと・・・
客が減ると、低貸しにして見かけの客数だけでも増やす
しょせん1円の客100人は、4円の客25人分でしかない。
こういった逃げの戦略は、隣のマルハンに最初に採らせるべきであっただろう。
低貸し客は、弱い店舗に送りつけ
自店は、4円の優良顧客を多く囲い込む。
それが収益をあげる手はずだ。
マルハンにとっては、しめしめといったところだろう。
元々この駅前市場には、
近隣パチンコホールをあわせた設置台数が多すぎるのだ。
設置台数競争を、現在のところ全国の法人はしかけてきていない。
市場以上に台数が過剰なのは、無謀すぎるということを
理解しているからだ。
1店舗2000台より、違う市場に2店舗1000台づつの方が堅い経営ができる。
大手のマルハン、楽園には、
周りの法人の生暖かい目線をはねつけて、
なんか劇的なアイディアをだしてくれて
業界中をあっといわせることに期待する^^