12月にエヴァの新しいの出るから
それまでお金を貯めておかないとねー。
楽しみだなー。
ネットでそんな文書をふとみて
しばし愕然とした。
そんなお金を貯める準備をしないと
今のぱちんこは打てないものなのか。
ほんと終わってんな
エヴァ貯金をしているこのファンも
10万程度なら、運が良ければ3回程度は打てるだろう。
運が悪ければ1日で10万はとろける。
その10万がなくなったら、またしばらくはこれないだろう。
仕事帰りに、手持ちのお金でふらりと暇つぶしに立ち寄る
そんなことは、遠い過去の出来事なのだろう。
MAXパチンコを打とうとすると、財布に10万は入れておかないと
何度も何度もATMを往復することとなる。
おかわりでATMで一回に引き出す額はいくらだろう。
20年くらい前は、1回で1万をおろしたろうか
それが2万、3万とどんどん増えていき
私は、今1回で5万をおろしている。
健全ですか?
いや分の悪いほとんど負けるギャンブルです。
私の今年年間の収支は、20戦8勝12敗になっている。
一時期1勝9敗だったから、巻き返したものだ。
収支は、-45万程度である。
平均投資額は、5万円くらいだった。
個人的に
一番打っていたころで、年間300回くらいやっていたので
盆暮れ正月以外ほぼ毎日打っていたことになる。+150万程度だ。
勝っていたから、金が回ってそれだけ打てていた。
MAXパチンコなら、ひと波くれば10000発くらいいけるかもという考えで
5万くらいの投資は覚悟している。
3万、4万と、5万に近づくにしたがって、
なんであたんねーんだよ、と怒りは増していくが
5万を超えて、
6万、7万と投資が増えるにしたがって、どうでもよくなって
10万打ち切ったら帰るかとだんだん心が折れていく。
休日に開店から行くのは、あたりまえだが
いまや終日閉店まで打ち切ることはなくなった。
昔は、ぱちんこで、ぶん回りの「お宝台」があれば
喜び勇んで、終日打ち切ったものだが、いまやどこも
ガチガチの釘でいわゆるボーダーラインを下回る。打てたもんじゃない。
ある程度でたところで見切りをつけて帰る。
スロットも、高設定札でも刺さっていようものなら
終日打ち切ったが、もうないな。
負けが込んでくると
どうせ行っても負けるしと
投資した金額が返ってくるイメージがぜんぜんわかない。
ぱちんこ未経験者ならなおさらだろう。
我々業界の中の人たちも
こんな状況でぱちんこから離れていっているわけで
ファン人口970万人も
低貸しを考慮すると、実際800万人程度ではなかろうか
ソフトバンクが、インドに1兆円投資という記事をネットで見たが、
これは、ぱちんこの機械市場に匹敵する投資なのですごいものだ。
ぱちんこ280万台
パチスロ80万台 1台35万とすると
市場的には、1兆2千億位だ。
販売台数は年々減ってきており、1兆を割るのも時間の問題だろう。
これを数十社のメーカーで分け合っているのだが、
企業の事業規模として、売り上げ1000億円あったら
まあまあの企業に見える。
1社1000億円としたら、10社分しかない。
30万台の販売がある会社で1050億円
60万台の販売がある会社で2100億円
今年、10万台以上の販売があったのは
AKBや北斗牙狼などの5機種程度だ。
メーカーが事業規模を一気に拡大するのは
機械販売だけでは、ほんとうに難しい。
それどころか、ヒット作がでなければ
一気に縮小する。
くわえて機械市場全体のパイが減りつつあるので、
かなりの危機感がある。
大元は、ファン人口が減っているからだ。
↓
ファンが減ったのは、回らない、出ない、遊技に金がかかりすぎるからだ。
↓
金がかかるのは、ホールがぬくからだ。
↓
ホールがぬくのは、抜かなければ経営が成り立たないからだ。
↓
抜かなければならなくなった原因はなにか
もう書き飽きたので、想像してほしいが
いろいろな理由をつけて、責任をなすりつけあっている
土台であるファン人口を増やす試みをしないことには
全てが共倒れになることは誰が見ても明らかだ。
年末は、
「パチンコはエヴァ北斗で大丈夫だが、スロットは、いい機械がでないから稼働が落ち込むだろう」
そんな風潮さえある。
機械さえよければ客は戻るのか?
そうではないだろう。
ファンを増やす試みを
機械とメーカーにおしつけようとしても無理がある。
確かにエヴァや北斗、AKBなどの
有力新台にはそれ目当ての客が短期的に増加する。
だがそのまま短期だけだ。
メーカーは十二分に頑張って、どんどん進化をしている。
付随して機械代が上がっているのはご愛嬌だ。
メーカーが大人になって、変わらぬ経営を続けているのに
ホール側が子供のままで、収益が悪化しているのは
業界全体の経営判断ミス
といっていいだろう。
ホール側の新しい努力が待たれる。
低貸しは違うからやめろ