昔の新装開店イベントだが
3日間くらい放出を行っていた。
開店前から大行列だ。
金をばらまいているのだから
当たり前だろう。客がどんどん集まり大盛況だ。
筆者も熱い中、鬼平犯科帳の小説を読みながら
新装開店イベントに並んだ記憶がある。
ほとんど勝った。
今となっては、
新装初日から抜きっぱなしであり、
そんな時代もあったよねと、
新装の放出なんて
過去のよかった事例の語り草となってしまったのだが
赤字を打てば客は当然来る。
でも今の時代、それは無理だろう。
弱小ホールが、機械代ですらぴーぴーいってるのに
営業で赤字を出せば経営が持たない。
新台機械代の回収によけい時間がかかるだけだ。
赤字を言い換えれば、出玉を出すことだ。
出玉をどんどん出せば客は集まる。
普通に出玉を出しても、赤字にならない手がある。
ただただ単純だ。
換金率を元に戻して、下げればいい。
等価では、10割で分岐だが、
2.5円交換では、16割が分岐となる。
その分放出できるのだ。
別に赤字をださなくても、出玉感で客を遊ばせることができる。
20年ほど前のパチンコ全盛期は、2.2円~2.5円LN交換が主流で
各店舗出玉感を競ったものだ。
今は出玉感より、換金額を優先しているため
高価交換になり、それが悪いとわかっていても
元に戻せないのだ。
では、なぜわかっていてやらないのか。
周りの店が一緒に動いてくれないからだ。
1軒だけやっても、意味がない。
客が他と営業形態が違う店にはどうも行きたがらない。
換金率を下げるとかえって客が飛んでしまう。
どこもぼったくり店ばかりで
高価交換の店も、低価交換も
結局同じ釘調整であり、
どうせ釘が同じならば
高価交換の店にいこうというのが大半の理由だ。
そのため高価から低価に下げても客がつかずにかえって飛ぶ。
これとは逆に20年前の、2.2円~2.5円LN制の頃は
高価店がまったく人気がなかった。
全然回らずにぼったくりだからと、客から忌避されていたのだ。
このように昔は、回転数が下がるからだと、高価交換がぼったくりにみられ、
今は回転数が同じだからと、低価がぼったくりにみられる。
これらで言えることは、
体感的な回転数のみが客の心理に大きく影響しているのだといえるのではないだろうか。
思えば、高価交換が流行りだしたのは、
法規制かなんかで、
だんだん1回の大当たりの出玉が少なくなり始めてからだ。
賞球が、5&15や6&15、7&15の時代には、
1回の出玉が、2300~2500発くらいもあり、
初代のCRモンスターハウスの出玉は2100発だったが、
それですらえらく出玉が少なく感じたものだ。
1回の大当たり出玉が1800発が主流になってきたあたりで、
2300発時代との、換金金額の物足りなさから、
高価交換がすすんできた。
マルハン、ダイナムが高価交換化を全国展開しながら
押し広めていったのだと認識している。
いわば戦犯だ。
高価交換は低価より回せない。
そのため客の投資がかさむ、出玉も出せない。
いざ爆発した時の出玉による換金額はおおきくても
大半が普段負けるのだからその金額がかさみすぎて
続けてパチンコを打てない。
1円などの低貸しは、もっと釘を閉めているため
話にならない。
パチンコ業界最盛期、一番客がついていた時期が2.5円だ。
答えが出ているではないか。
業界にいる人間なら、あの頃の客付きの良さと金回りの循環の良さを
ホール側もメーカー側も、覚えているはずだ。
客側ですら、すべて覚えているはずだ。
高価を広めた戦犯であるマルハンダイナムから全店元の換金率に戻すといい。
消費増税はあと1回ある。大手がやればみんな真似して適正にまで戻せる。
みんなでやれば、同じだろう。
経営に余裕が出る。儲かるよ、儲かるからやりなよ。
ぱちんこは2.5円でも
スロットは等価が一番いいと思われる。
ぱちんこが良くなればスロットも余裕が出るだろう。
それには一物一価をやめさせる陳情を業界あげて取りくみ、
警察様にお願いすることからかな