撤去入れ替えを本当にしなければならないとなると、
どれだけの店舗が困窮するのだろうか。
設置台数に対する、年間購買台数という考えがある。
超大手法人になると、1回転以上するところもあった。
たとえば1000台設置に対して年間購買台数1000台以上といった感じだ。
かたや
設置に対して、年間でほとんど新台を買えない弱小店舗も存在する。
P設置300台で、P年間購買100台とかそんな感じだ。
こういうところが通ぶって、メーカー批判をしている。
必死な入れ替えだから失敗が許されず、選定に慎重になるのだろう。
例として、
そのような店が300台を総入れ替えしなければならないといった場合
いったいどうなるのだろうか。
年間ぱちんこ入れ替え予算は100台分しかない。
今までは安価な中古入れ替えを組み合わせてなんとか営業してきたが、
これを新台にしなければならないとなると
予算がとてもおいつかない。
ほかの経費にしろ、弱小店舗ほどこれ以上節約するところがない。
撤去期限を切られたら、予算がおいつくまで
いったん店の半数以上の島をベニヤで閉鎖しなければならなくなるだろう。
現在設置に対する購買台数が、年間0.5回転未満の店舗は
全国10500軒中約2000店舗ほど存在するとみられる。
すでに客が飛んでいるところばかりだから
たいして目立たないだろうが、2割にも達する。
これらが悲鳴を上げてくる。
メーカーにとっては、機械を買わない店舗がどうなろうが
しったことではないだろうが、
該当ホール側からしたら、深刻な問題だ。
どうやってしのぐかということだが、
釘を絞るのは、撤去の発端からして無謀なこと、
盤面をいじれずこれ以上抜けない。
やはり換金率による徴収をさらに増やすことしかなくなる。
都内も28個交換ではなく、もっと30個、33個くらいまで
やっとけばよかったのにね。
換金率にしろ、負担のほとんどは、客からさらに抜くしかない。
さらに総客が減ることだろう。
そして客ばかりに負担をかけるのではなく
自社努力も必要だ。人件費をさらに削るしかない。
業界は、人件費節約の観点から各台計数機をつけたり
出玉感のなさからはずしたりと右往左往しているが、
つけるのが正解だと考えられる。
この先、雇用の面からしても
ぱちんこ産業には、ひとが集まらなくなる。
備部品メーカーは、各台計数機の出玉感補てんの工夫をもっとしてやるべきだろう。
根柢には、警察に一物一価をなんとか解除してもらいたかったのだが、
いうことをまったく聞かない業界団体に対して、
もはやそんな甘いことは許されないと思われる。
一物一価を二物二価にしてもらえば、
低貸しを、低価交換で客に遊ばせ、
4円とスロットを高価交換で収益を得るということで
すみ分けて、十分やっていけたのだ。
警察に対してなめた態度をとったホールが多かったことでこの始末だ。
生き残れないところが多いな。
これからもさらに、規制指示は続くだろう。
ほんといまだに射幸出玉イベントや芸人、ライターイベントをやっているところは
いいかげんにした方がいい。
滅びゆくのは、やはり自業自得ということか。