昨日夜、yahooのTOPニュースに
2015年パチンコ業界の見通しが立たない風な内容の記事が立っていた。
業界内だけでなく、
ぱちんこを打たない、90%以上の一般国民からも、
パチンコはもうだめだな
存在が迷惑、
TVCMやめてほしい
そんな声が聞こえる。
そして、今後もよくなる見通しがまったく立っていない。
減り続け、衰退し続ける。
PS合わせて、320万台の販売が2014年はあった。
前年比90%くらいだ。
その中でも、まともに、長期稼働してくれたのは、
牙狼とかルパンなどの一部機種で、
大半の機械が、順々新台程度の2か月で寿命を迎えている。
機械寿命の低下の原因は、
まさしく、全台設定1と釘のガチ締めに原因があるわけだが、
一般人のみならず業界の中にいる、我々の周りの人も
年末年始にほぼパチンコを打っていない。
いつも言えることだが、多くの人の打たない理由として、
・打ちたくても、打つお金がない、余裕資金がない
・行けば必ず負ける
必ず負けるは言いすぎだが、
昨年度の個人的な勝率は、4割程度だった。
月の土日に全部行くと8日
ならすと、月のうちで3回しか勝てないことになる。
パチンコを打つには、
お金持ちなどの資金に余裕のある人、
一人暮らしの若者など
客層が非常に限られてしまっている。
こづかい制の家庭もちにはほぼ不可能だろう。
最盛期の3000万人のファンのうち、2000万人がいなくなった。
どの層が消えたのか誰でもわかるだろう。
スロットのAT機、ぱちんこのMAXタイプ
ホールの売り上げと粗利を支える柱もいつまでも続かない。
AT機は検査規制が入り、抑えられてしまう。
MAX機もいつまで市場に許されるのかわからない。
2015年はさらに、販売台数が減っていくと予測される。
だが、開発費はどんどん高騰していく。
サンセイなどが顕著で、
牙狼金色で一定の水準を作ってしまったため
今後の牙狼はそれを下回ることが許されないだろう。
ルパンだってそうだ。
演出を極め、
筐体を派手にし、
作りこみで、開発期間も伸び、人員や外注費もかかる。
手を抜けば売れなくなる。
北斗のように、
前回とあまり変わらないじゃんｗ
マンネリ化が続けば失望に変わる。
牙狼のさらし首同様に
筐体外に飛び出すような演出や
それを超えるような仕組みが、筐体に次々に加えられていくだろう。
いずれ進歩すれば、AR（拡張現実）での視覚演出なども付加されていくことも期待される。
そのように、開発費はもっともっとかかっていくのに、
全体の販売台数は減りつづける。
メーカーによっては、せっかく金をかけて作った機械も
売れなければ、赤字になってしまう。
そして、力をいれた1流の機械と、
安価に作ったどうでもいい抱き合わせ用の機械の差が生まれ
ますますいい機械しか売れなくなる。
そうなると、メーカー側も泡沫機種は作らず
少数に力を入れることになり、発表機種数が減るだろう。
大手と中小の差もますます開く。
発表機種数が減れば、
どこの店もみんな同じような機種構成で
同じような高価交換、店舗の個性などなくなる。
今ホールからは、MAX機しかいらないとよくいわれる。
データ上、売り上げ、粗利面から見ても当然だ。
かつて、一世を風靡した格闘ゲームも
マニア向けに、どんどん狭く狭く作りこみ
一般ライトユーザーが離れた。
信長の野望や、三国志などの光栄シュミレーションゲームもそうだ。
マニア向けに偏重し、ファンがいなくなった。
声を大きく発する、一部のマニアの志向向けに作りこむと、
終わりを迎えるのは、どんな世界でもそうだ。
アニメだって、ほとんどの作品で気持ち悪い巨乳奇形の水着姿の回が
放送に必ず入り込む。
キモオタが水着画像目当てで、購入するからだそうだ。
ぱちんこは、賭博行為のため
若干アニメ、ゲーム類とは違うだろうが、
客に負担がかかる
MAX機頼みの経営も、終わりにつながるような気がする。
三共は、しばらく
ライトや甘しかださないそうだが、いいことだ。
フィーバークイーンの再ヒットが
他のメーカーの機械動向に良い影響を与えるといいかもしれない。
先の三洋の回るんパチンコもそうだが、
ホールが動かないので、
メーカーが一生懸命施策を練ってくるのだが、
ホール側の経営が顧客目線に立っていないと
メーカー様が何をやっても空回りしてしまう。
子どもと大人との二人三脚では前に進まない。
一般客をいじめるしかない、体力のない中小法人は
すみやかに退場してもらった方が、
業界全体のためにいいのかもしれない。
