世間体の悪さ
これがぱちんこ業界で働いている人たちの悩みの一つである。
12000軒のホールとその法人
メーカー、販社
周辺業態、雑誌系
合わせると
およそ40万人が働いていると言われている。
みなさんも幾度となく
自分の職業を名乗るのに後ろめたい思いをされたことがあるのではないか
○○さんってお仕事なにやってるんですかー?
よく、風俗や水商売系で聞かれると思う。
一瞬答えにつまるが、
こちらがパチンコ関係の商売ですよといっても、
「へー、パチンコってやったことなーい」
最近の
若い夜の蝶たちは、見かけによらず
パチンコはほとんどやらないものだ。
「あんなものやってはだめだよ、ぼったくってるから」
10年くらい前だったら、
あー、昨日海打ったーとか、会話がつながったものだが
そんなものは昔話。
なんかめんどくさいなーと
夜遊びも遠のいた。
夜遊び程度ならまだいい。
ひどい話だと、私立幼稚園の面接時など
親の職業で落とされるケースに該当する。
この親に、この子ありとて、落とされるのだ。
加えて、韓国や、北朝鮮の国家的なイメージの悪さ、
脱税、不正、犯罪行為・・・
全ての悪行に上位に来てしまう。
パチンコ屋の店員のイメージは、賭博産業として
世間的には、街金の店員やピンサロの店員と
大差ない。
さらに元パチンコ屋の従業員という肩書きは
何か悪いことをして、やめてきたのではないかと
よけいマイナスイメージがついている。
そんなわけで、他の業界にでていきにくくなり
同じパチンコ業界で職を循環する、
かなり狭い世界。
親や親戚、古い友達
とても今パチンコ屋で働いていると言いにくい。
そんなはずれもののパチンコ業界のおっさんたちが
集うのが熟女パブだ。
同い年くらいの、熟女と
ぱちんこの話ができる。
とてもうれしいらしい。
それか、錦糸町あたりの外国パブ(ロシアパブ)
あちらこちらの中国パブ、韓国パブ、フィリピンパブ
とくに御徒町あたりの外人系のパブは大盛況だ。
おっさんたちに聞くと
外人だとお互い気を遣わなくていいから
うれしいらしい。
自分たちも、あっちの人だしね。
昔、先輩から
外国人登録証ネタで盛り上がったんだよー
と聞き
かなりリアクションに困った思い出がある。
時代も変わるものだ。