本日導入のCR男塾は、どこもフル稼働である。
初日なので当たり前だ。
まあ中身がしょぼいので、すぐ飛ぶだろう。
我々は、幼き頃より宮下あきらの漫画はほぼ全て読破している。
そのため、今回のあまりの手抜きの作品にがっかりしている。
少年ジャンプから始まる団体バトル漫画方式は、
「リングにかけろ」から、おおいに流行ったと記憶している。
最初は、普通の青春ボクシング漫画だったが、
中学生を過ぎた頃から、必殺パンチを編み出し、
超人漫画になっていき、5VS5の世界戦に中学生が挑んでいくようになった。
同作者の車田まさみは、
こんどパチ化するが、風魔の小次郎でも団体戦でヒットさせた。
風魔一族と夜叉一族の10vs10の殺し合い。
まんまネタ的には、バジリスクだが、こっちのほうが古い。
聖闘士星矢も団体戦。青銅聖闘士5人組が活躍。
ドラゴンボールはほぼ悟空一強のためこれは団体戦ではないな。
そして、ジャンプの特徴として、かつての敵が、強い味方になる方式の権化が男塾である。
ほぼすべての敵が仲間になる。
魁のボス、藤堂兵衛も仲間になり男塾の助っ人となった。
暁のボス、紅しぇんろんも仲間になった。
通常の作品は、仲間が多くなりすぎる、キャラが多くなりすぎると、
それぞれに見せ場を振って、だんだん薄くなりつまらないものになっていく傾向にある。
ワンピースや、ブリーチ、ナルトの後半のつまらなさがその典型である。
ワンピースの最盛期は仲間がどっかにいってルフィが単独で行動した白ひげのあたりである。
よけいなモブキャラに時間をさかれないことで話を洗練させることができた。
ブリーチ、ナルトの終盤に至っては、もうだれがだれかもわからない。子供達には判別できているのだろうか。適当なモブキャラだらけでわけがわからなくなっている。
それにひきかえ、男塾の最盛期は、16vs16の戦いを繰り広げるトーナメントであり、
見せ場と各キャラの登場のバランスが非常によくとれていた。
前置きが長くなったが、ぱちんこ、パチスロでの多人数バトル団体戦のシステムの表現を極めたのが
バジリスクだと思っている。
AT中は、重要な場面では、ほぼ5割方当たる、
ストーリーリーチになるが、通常は小キャラでさくさく進む。
このシステムで男塾だったら非常に面白いものを作れるはずだ。
ヒロインはいないが、なんとかなるだろう。
バジリスクは、3作目で今後スペックもダウンするだろうし、発展はない。
退化あるのみだ。今がピークであり、これ以上よくなるはずがない。
次作を出すとしても、きっちり3年の使用寿命を迎えてからにしてもらいたい。
そしてそのまえに、この画期的なシステムを他の版権で是非利用してもらいたい。
元の画面的には、カプコンやSNKの格ゲーそのまんまの画面だが、
よく昇華してパチスロに取り入れている。
他に使わないのはもったいない。
過去に流行った大型主要版権は、数が限られている。
版権契約うんぬんはおいておいて、失敗しても他のメーカーで、何度でも成功するまでやるべきだ。
AKB、キャプテン翼しかり、男塾、浜崎あゆみ、ジョー、キン肉マン。
失敗した版権はそこであきらめて終わらせずに、他のメーカーが新たにチャレンジして是非成功させて欲しい。
北斗にしろ、エヴァにしろ、同じシリーズで10作も続くともう飽きがきている。
版権の他社再利用こそが、ひとつの道であると考える。