★図1(のちup)
上記図を見て欲しい
売り上げが落ちたのは、低貸しの普及であり、
少しの客の増加と引き換えに多くのものを失った。
大きく客が下がった年には、その原因がある。
やはり一番インパクトが大きかったのは
東北の地震である。
間接的にパチンコ業界をも飲み込んでしまった。
一連の自粛により
メーカーがTVCMを打てなくなったのだ。
三共は、かつてアクエリオンで一気にTVCMを流し
隆盛を極めたのはいい思い出だろう。
首都圏では、ぱちんこ屋のCMもイメージCM程度にとどまっている。
入替機械や新装日の告知などできない。
田舎では下品なパチンコ屋のCMが
腐るほど流されて、国民からひんしゅくを買っているようで
ますますパチンコ屋が嫌われる原因の一つだ。
メーカーもイメージCM程度しか流せない。
かろうじてできても、
京楽などが、AKBでやるようにぱちんこ機械の代わりに
別のCMを流すことで間接的なCM代わりにするようなものだ
そして、「イベント規制」がとどめをさしたようだ。
今までは、低設定でもたまたま吹いた機械に
高設定札をさしておけば煽れたのだが
そういったインチキもできなくなり
チラシの表現規制も入り
一切客を煽れなくなった。
そしていろいろな原因で客が減ってきても
利益は変わらず取らなければならない。
そこが一番の急所だ。
等価交換とガチ釘と設定全台1の流れは
かなりの末期症状だ。
減った客を見かけだけでも戻そうと
低貸しを増やそうとも、
このぱちんこ参加人口970万という数字を見れば
効果はなしといったところだろう。
低貸しの方がぬいているからだ。
面白くもなんともない。
業界全体がすでに末期がん状態で
治療の施しようがない。
客に還元したくても、金がないホールが
かなり増えてきた。
客が減れば、ますます少ない客から多くの金を取らなくてはならない。
そしてまた客が飛ぶ。
負のスパイラルがもう止まらない。
メーカーにしろ、
売り出す機械の大半は
シリーズ機だ。
とにかく版権が枯渇している。
昔と違って、全体の販売台数が大きく減少する中で、
今さらオリジナルコンテンツは、
まったく売れないので、やはり版権をつけるしかない。
各メーカーが
無難に人気のあるシリーズ機をスペックを
時勢に合わせながら出し続けるわけだが
ギンパラが1995年から、今まで20年近く人気を保っているのは奇跡である。
ジャグラーも17年近く人気である。
CRエヴァが9年
CRルパンが16年
良く見るとなかなか長いな。
慶次は、オワコンであり
もうだめだろう。並みの機械になった。
いまのシリーズ機が、10年後も存在しているのかというと
誰もが首をかしげる。
ギンパラ、ジャグラーはストーリーがないので
まあごまかしごまかしいけるだろう。
とくに飽きはこないつくりだ。
ルパンも、主要キャラ以外はいくらでも話を作れるので持つだろう。
慶次は、漫画の話をすべて出し切っている。
小説版の朝鮮征伐編をやれるかどうかだが・・
北斗の拳は、修羅編以降を残している。もう少しいける。
牙狼は、俳優を切り替えつついけるかもしれないが
いつかは飽きがくるだろう。
エヴァも映画新作があと2本あるので、
5年くらいはそのままいけるかもしれないが
映画が終わり次第、目新しさがなくなり終わるだろう。
人気シリーズでも、ストーリーがあるものは、
新しい話を続かせている継続コンテンツと、
終了したコンテンツでは、寿命が違うということだ。
ギンパラ、ジャグラー、番長、吉宗のように
ストーリーがないものは、飽きずに永遠にいけるような気がする。
オリジナルコンテンツのため、金もたいしてかからないし
なんでも機械を買ったいい時代に、オリジナルコンテンツを
流行らせたメーカーは、運が良かったな。
機械が昔よりとにかく売れないので
新規大型版権購入にももう大金をかけられない。
下手すれば赤字になってしまう。
こちらも負のスパイラルに巻き込まれつつある。
でもって、これではいけないので
新規版権から人気のあるもの生み出せば安いだろうとあがくうちに
アニメ会社や代理店に無駄な出資を強いられ利用されているわけだ。
ちょっと人気のありそうな漫画やライトノベルが
次々にアニメ化されている。
さすがにこんなのパチンコ化無理だろう
というのばかりにだまされてるのか
金を出しているようだが
メーカーには、
うまく自分の仲間に利益を誘導しようと
悪いことをしているやつらが多いのだろう。
会社の金を使って、自分のキャリア形成を目的としているやつらだ。
これだけの金を使って、これだけのアニメ、漫画、ゲームプロジェクトを起こしてと・・
すべてが、誇れる経歴として
他社へ移る材料となる。失敗しようがお構いなしだ。
ゴミアニメを作って、パチンコ化お蔵入りでも
アニメ制作会社に金を落とせたのでOKだ。
キックバック等の裏金も取り放題だろう。
これも、パチンコファンが減ったことによる
負のスパイラルのひとつである。
すべてが負にからみあい
光が見えなくなってきている。