インチキ零細パチンコ屋と違って、
メーカーは、いまは弱小でも一発逆転ができる可能性があるのが
強みである。
直近では、4号機末期の、「鬼浜」を出した銀座
同じく4号機末期のシェイクから吉宗で一躍TOPメーカーに躍り出た「大都」
さかのぼれば、「ジャグラー」単体で大ヒットを生んだ「北電子」
サミーだって、さかのぼれば初期アラジンとかあるかもしれないが
まともな機械を出して、認めれられてきたのは
獣王くらいからだろう、
ヒット機種一発で、メーカーのイメージががらっと変わってしまうのだ。
sannseiもガロを出す前と出した後では、相当違うだろう。
リングをあてた藤商事にしろそうだ。
学生がパチンコメーカーを就職先として選択するには
やはりヒット機種を基準とするところが大きい。
メーカーのブランドイメージは、機械によって
年々大きく変動している。
よく言われるセリフとして、
ああこの機械、メーカー名が京楽って書いてあったら
3万台くらい売れるんだけどね。
でもおたくのメーカーだと1/3だよね。
似たような機械でも、メーカー名で販売台数が異なってしまうということだ。
すべてイメージによるところだ。
こけた新ブランドに「OK」がある。
攻殻機動隊、ベルセルクと続けて失敗しているようだ。
OKの機械の中身を作っているのは、あたりまえだが
京楽の開発であるが、
売り出すところが違うだけで、イメージが異なってしまっているようだ。
こんどOKは次機種として「新鬼武者」
スロットで有名な良版権の機械を出すようだが
今度こそ天下の京楽製品として、イメージの逆転ができるだろうか。
生暖かく見ていこう。
良イメージを維持できずに失敗していくこともある。
2027を出したJPSがそうだ。
5号機初頭に大ヒットし
手に入れた資金で一気に波に乗れるかなというところで
ゴミ台を連発し、再びクソメーカーへと転落した。
豊丸だって、15年前は機械を奪い合うほどのTOPメーカーだったということを若い子たちは知らないだろう。
またパチンコ屋の方も地域の客の信頼を一度失ってしまうと回復は難しい。
他にも過去に、「遠隔操作」、「裏ロム」、「サクラ、打ち子」などの不正行為を行った法人は、
永遠にその負のイメージを背負い続けることになる。
「どうせまだインチキやってんだろw」
神奈川や愛知など、かつて裏ものがはびこっていた地域の人は
その実態がよくわかるだろう。
居抜きの新店もイメージが大きく付きまとう。
稼働が悪くつぶれたゴミホールを買い取ってできた新店は
前の法人の店のイメージをそのまま引きずってしまい、悲惨な結果となることがある。
全国区のマルハンやダイナム等の超大手が変わって店を出すなら、イメージを上書きできるため問題ないだろうが、
関東ではマイナーな地方の中堅法人が関東に居抜き出店する際に
よく失敗する原因がこれだ。
イメージを改められないのだ。
メーカーもホールも、この業界は相当イメージが大事なのだ。
メーカーは、TVCMに規制が入ったり
ホール側もチラシ等表現規制など、いろいろと制約が多い。
でも
メーカーなら、すばらしい商品
ホールなら、客に適正還元する素晴らしい店
根底的にあたりまえのことをすれば
どっちもイメージは良くなるのだから、
その逆のことばかりしている今の現状をしっかりと改める努力をすることだ。