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F社による、西陣買収ニュース報道
円谷フィールズHD、パチンコ遊技機メーカーのソフィアを買収…取得価額は31億6200万円 傘下に島設備提供のトップ企業であるエース電研も…
https://gamebiz.jp/news/383631
上記ニュースが流れて、業界内ではいよいよかという声が出ていると思う。
いったい、どういうことになるのか。責任無く予測していこう。苦情は一切受け付けない。
廃業した西陣(ソフィア)ごときになんの価値があるの?
・東上野にもっている不動産
・生産設備、工場
・マイナー版権
ファンからすると、西陣版権がフィールズから引き続き出るの?って期待する人もいるだろうが、
P結城友奈は勇者である ALL RUSH
P刀使ノ巫女319
P刀使ノ巫女 甘デジ
Pモモキュンソード閃撃
Pモンキーターン超抜
PハイスクールD×D真紅
Pモモキュンソード閃撃~極~
S大花満開
直近の西陣の機種ラインナップを見ても絶望的である。西陣の自社版権はめぼしいものがあるのか…?。モモキュンに価値があるって?たいして売れてもいないのに。モンキーターンなどは版権モノ契約なので別。
花満開は、LT機で初代CR花満開を再現できるのかもしれないが、30年前、1995年当時のパチンコファンは今や50代以上。棺桶に足を突っ込んでいる世代。現在主流のアニメ、漫画版権と比べると、出玉性能だけの訴求では価値が薄い。魅力はない。
やはり、狙いは、フィールズが現在持っていない西陣の製造部門だろう。
上記の写真は、桐生にあるソフィア-西陣本社群。販売部門は、F社は業界最大販社として西陣など比べ物にならないほどの広域に強力な販売網を敷いている。西陣、ソフィアのそれはいらない。開発もFは、子会社で持っている。
もうひとつの根拠として、上記のようにフィールズ本体で「開発」を募集している。既存の開発子会社(七匠など多数)を本体に集約して開発部門でも作るのだろうか。
https://www.fields.biz/recruit/career/development/index.html
販売部門、開発部門に加え、新たに製造部門を加えれば完全にメーカーである。流れが見えるようだ。
F社はかつてスパイキーやアリストクラートも傘下に収めているがその工場設備はどうしたのだろう。放置か。
抱き合わせ販売で一般人にも悪名高きフィールズは、販社であり反社である。
販社には類似な呼び方が色々あって「販売会社、代行店、業者、ブローカー」、1次販社、2次販社、3次販社…
2次3次等はもう表立ってはないと思うが、業者系は「仕入れ販売、手数料販売」にて収益を得ている。
例として
・メーカーから、40万円で仕入れて50万円でホールに販売するというのが仕入れ販売
・メーカーから、販売した台あたり数万円程度の販売手数料を得るのが手数料販売
零細業者は、完全に手数料販売。Fになると仕入れ販売だったろうか。利益が大きくなるがリスクも大きい。
くだんのFは、販売のみならず、機械開発も子会社で行っており、各メーカーのOEMという形で機械販売をしている。
パチンコメーカーは、かつて年間で600万台強も販売を行っていた。現在は150-200万台にまで縮小している。そのため生産能力、工場設備にはもともと余裕があり、それを遊ばせておくよりもFとサブブランドを作ってOEM生産したほうが遊休設備を有効的に活用できる。
F版権取得→F機械開発→いろいろなメーカーでサブブランドとして製造→Fが総発で販売
このように製造だけが、他社OEMとして経由している構造。
Pエヴァなど一部は、
F版権取得→三共開発→三共製造→Fが総発で販売
など例外もある。
現在の提携先は、三共、京楽、大一、ニューギン? エンターライズの一部? 高尾やマルホンの機械は販売だけだろうか。その他にも販社機能として、台数は少ないがその他のメーカー商品も一応取り扱っている。かつては、サミー、ユニバ、平和オリンピアともOEMを作っていたが、喧嘩別れしたようだ。
余談として、F以外の他の業者もかつてFのマネをしてOEMを出したこともあったが失敗している。母体となる規模が違いすぎた。
ホールの機械予算が減りつつある中で、販売台数が落ち込んでいく未来。業界縮小の中でもはやOEM販売は限界。メーカー化は必然。
台あたりの販売利益は、メーカーだと20万円程度(概算)。それがF社はOEM販売でありメーカーに比べると構造的に利益が格段に少なくなる。
販売価格50万円、製造原価が30万円とすると、そのまま売るとメーカーは20万円の利益
F社は、40万円で仕入れて50万円で販売すると10万円の利益
OEMでメーカーに製造分の利益を割かれる分目減りする。
損益分岐販売台数、損益分岐販売利益を考えると、この先、販売台数が減りつつある傾向の中で、販売台数が減っても利益を確保するには、台あたりの利益をあげるしかなく、自社メーカー化が必須となっていく。
概算で説明すると、
ポイント
・メーカーの利益率で、損益分岐が10万台。
・販社の利益率だと、損益分岐が20万台必要。
販売台数が減っていくのならば、台あたりの利益をあげていかないと成り立たなくなっていく。もちろん1台あたりの機械代もあがっていくので、販売台数で比較するよりも全体機械予算で見たほうがいい。
提携先ブランドの価値が低下
かつては京楽すげー、ニューギンすげー、大一wwwwwwwww
そこからOEMを出すことにそれなりに価値があった。京楽の価値を利用して商品を販売する意味があった。凋落した現在ではもはやそれはない。
逆に、F社子会社開発の作った糞台にたいして、京楽や大一側の開発のせいにされてよけいに評判が落ちるようなことにもなっている。一般ファンが京楽や大一に文句を言っても、それらからしたらうちが作ったのではないし、迷惑だということ。
「エヴァ」はエヴァとしての塊なので、三共ブランドでなくても別にかまわないと思う。「フィールズ」としての知名度や価値を考えると自社製造販売しても何も変わらない状況。
こういった状況からも、もはやOEMで他メーカーの価値を踏む必要もなくなってきている。
ではいつ?
F社は毎年12月にエヴァンゲリオンを販売している。誰がどうみてもF社の目玉は、エヴァンゲリオンしかないので、それを三共開発から自社開発製造販売に切り替えるのがメーカー化としてスタートする目玉になることだろう。
だが、エヴァ15で爆発的にヒットしたが、その後のゴジエヴァ、エヴァ16や別スペックの乱発で市場がエヴァだらけになり飽和して全体的に稼働が飛んでいる状況。乗り出すのがすでに遅過ぎたような感じがする。
そして、さらにエヴァ16のLT、ライト、甘とかも無駄に出してきて飽和がさらにすすみそうだ。エヴァの価値はエヴァ15が流行った数年前よりだいぶ落ちている。エヴァ15スペックと自ら業界の主流スペックを作ることができたのにそれを今後は崩していくのだろうか。ピークアウトは間違いない。
ホールやファンに影響ある?
結果として、別にホール側も客側も何も変わらない。
旧:版権取得→開発→製造(各メーカーOEM)→販売→ファンへ
予測:版権取得→開発→製造(自社)→販売→ファンへ
一元化するだけで、ホール側、ファンは変わらない。エヴァスロ、りんかけ、信奈など2023年に席巻した糞台ブランドが集約するだけ。ファンが糞台だといちゃもんをつける相手がF社に集約される。
もし、Fが現在の販売台数を今後も維持できるとしたら、利益率が上がる分、経営は上向くが…うまくいくかどうか。予測に自信がある人は、株を買っておけばいいと思う。どう見ても空売りしたいが。円谷側のウルトラマンなんて利益にたいしてつながっていない様子。
さあ予測はあたるかどうか。なお外部からの予測なので、苦情は受け付けませんと重ねて書いておく。
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