識者によると・・
いまのパチンコは、
MAX機がホール経営を支えている。
信ぴょう性はさだかではないが、
MAX機が規制されるかも・・・
というような話が最近出てきている。
MAX機の場合、うまくいけば、10000発くらいはすぐに吹く。
等価で4万回収できる。
そのため、客目線で見ても
ある程度突っ込んでも
逆転できるかもしれないといった期待感があるため
MAX機の投資は多めに行うことができる。
ここでMAX機が規制されるようなことになると、
ホールの売り上げがまた落ちる目に合わされてしまう。
逆転の可能性の薄い機械にそんなに客は金をつぎ込まないからだ。
かつて、CR機の確変1/3 2回ループタイプや権利ものが撤去され、
賞球6個戻し、確率1/360で1/2確変、5回リミットに制限された時代があった。
1メーカーあたりの検査持込みや販売機種数も制限されていたような記憶もある。
規制された機械だが、
賞球が6個で、投資金が安定し、
1回の出玉が2300発、単発でも千円で28回回っていたので
ひと箱で250回は回せた。
いわゆるボーダーをうわまわっている台をひたすら粘っていれば
簡単に安定して勝てたのである。
2300発×5回リミットでも、12000発は出るし、
賞球が6個なので、確変中も止め打ちでじわじわと出玉を増やせる。
個人的には、規制機のほうがよかった。
ホールにまだ余裕があった時代で、
還元もしていたのか、
当初はよかったが、
海物語が、ホールの設置の過半数をしめてくると
どこのホールに行っても
同じ機種ばかりで、マンネリ化がすすみ、
客離れにつながってきた。
羽ものや、権利もの、現金機、一発台、一般電役・・
全盛期のパチンコ屋には、
予算に応じた、客側の選択肢がたくさんあった。
どこの店にいっても同じ海物語ばかりの機種構成が、
ぱちんこをつまらないものにしたのだと当時は思った。
海を長期大量設置することで、
稼働は一定で、機械入れ替えをしなくても済むので
経営には役立つ。
それはそうだが、
その三洋のギンパラですら、
全盛期は、3回権利、ギンパラV、CRギンパラなど
ホールに3種類も設置されており、
客は射幸性に合わせて打つ選択肢があった。
海の牙城をようやく崩したのは、
エヴァ、アクエリオンでヒットした三共や
仕事人などの京楽が強くなってきてからだと記憶している。
客の遊技選択肢の幅が小さくなったことが
客離れの要因のひとつであると思っている。
MAXが流行り、
儲かる!抜ける!となると
ホール側は、全部MAXにしてしまい、
客の選択肢がうすくなる。
今のスペックは、
100%ST
V-ST
確変ループ
おおまかに、この3系統で
1/400、1/300、1/200、1/100
分母が、4通りに分かれている。
確率の分母やTYが若干違うだけで、
どこのメーカーも似たり寄ったりのものが増えてきた。
分類が12通りしかないことになる。
スペックが同じなので、
版権と演出効果で違いを見せているわけだが、
演出はいずれ飽きる。
ギャンブルは、賭博性(ゲーミング)と演出(エンターテインメント)で
構成されているといわれている。
賭博性は永遠に飽きることはない。
ぱちんこは、
ショールームやスマホなどのゲームで
金のかからない遊技をすると非常につまらない。
とくに大当たり中の単調なところだ。
大当たり中をスキップできるゲームもあるほどだ。
ところが、金をかけているホールでやると
大当たり中が、最高の至福の瞬間である。
それらは、賭博性の差で生まれている。
演出は飽きる、賭博性は飽きない。
賭博性=スペックとみると、
いまのMAX機がいずれ規制されたとしても、
スペックをもっともっと多様化させて
客の遊技選択肢を増やせば
ある程度は、カバーできるはずだ。
ぱちんこ業界全盛期のころのホールの設置機種の多様性
あれくらいの選択肢が必要だと思う。
P-WORLDで
年末のマルハンの新店の設置機種構成をみてみたが
はっきりいってつまらないね
今後は、メーカー側も将来を考え、
ワンスペックの販売ではなく、
いろいろなチャレンジスペックをおりまぜて、
複数スペック同時販売をした方が
ホールにも客にも選択肢と面白みが生まれるのではないかと推奨する。