ある日新宿駅にて、
頭にスカーフを巻いた
20代前半と思われる南アジア系の若い女が近寄ってきた。
「すいません・・」
道でも聞かれるのかな?
帝都に住んでいるとよく外人から道を尋ねられる。
そいつのスマホを指して、
「ググれカス」と、英語でいってあげたいところだが
親切に、「Go Straight」程度は、答えてあげることにしている
だが、その日はちがった
なんか花畑にいる、大勢の子供たちの写真を
パウチしたものを手渡され
「学生ボランティアのものです。
募金お願いします!」
とのたまわってきた・・
風体を見るとどうも怪しい
「お名前と募金額を書いてください!」
よけい怪しい・・
署名の小さなノートの筆跡を見ると、全部同じじゃねーかw
募金額の所には、500円とか1000円とか書いてある。
そして女の手持ちの封筒から、
見せ金の1000円札がちらっと顔をのぞかせている。
それをこれ見よがしに見せつけている。
これは人の善意につけこんだ詐欺行為だ。
それにしてもうまく考えたものだ。
募金箱を持って立って、声を張り上げるより
金をもってそうに見える人(←)を探して
ピンポイントに声をかけた方が、割がいい。
日本人の気性なら、多少若くて見栄えのいい人が
子供たちの募金お願いしますときたら、断らないだろう。
募金箱だと、メインが小銭だが
この女は封筒をもって声をかけているため
相場は札だろう。
半日も声をかければ、4、5千円は稼げそうな勢いだろう。
バイトなんかよりよっぽど割がいい。
うまいこと考えたな。
いまだに、あちこちで東日本大震災募金詐欺なんて
やっている連中よりも優れている。
アイディア代でも払ってやろうかなと思ったが
電車の時間が近いため、
断ってあとにした。
大規模な駅では、ほかにも有名だが
「名刺交換詐欺」がある。
ぐぐるとたくさん事例が出てくるだろう。
「新入社員の研修なのですが、名刺交換お願いできませんでしょうか」
駅で立ち止まっていると、
若い男や女が声をかけてくる。
お人よしなら
「ああ、いいよ。頑張ってね」
と応じてしまうだろう。
おそらく集めた名刺に応じて
歩合で報酬があるのであろう。
役職についている人なら
名刺を渡したが最後
会社に次々にテレホンセールスの電話がかかってくるのだ。
これも飛び込み営業よりも、
ピンポイントで金を持ってそうな
偉そうな人の名刺を集めることができるので
業者にとっては効率がいいのであろう。
世の中では、金を稼ぐために
いろいろと小技を考える人がいるものだ。
まあパチンコ屋も、客をだまして
金を巻き上げているけどね
より大規模でねw