TVでやっていたが、
脳科学者の話で、人間が一番射幸性を煽られるのは
当たるか外れるか、確率が50%の時だそうだ。
丁半博打、ルーレット、バカラ、コインの裏表・・
なるほどだいたい50%だ。
たしかに、確率50%のものは、すごい期待する。
低すぎても、どうせ外れるだろうと投げやりになるし
高すぎても、当たり待ちみたいに期待感が薄れる。
どっちにも転がるという50%というのが一番良いのだろう。
パチンコに置き換えてみよう。
過去三洋が出した、ギンギラパラダイスの魚群通過が約50%だ。
同じく、三洋のニューロードスターの宇宙リーチが50%。
これらは、リーチがかかった瞬間に、当たるか外れるか半々で
「脳汁あふれる」こととなる。
だが、ギンパラから海物語へ変わる過程で
魚群の信頼度が一気に下がってしまったので、
海物語の魚群では出ても、
脳汁が出ることはもうない。(当社比)
他にも、マジカルチェイサーの顔4隅登場予告とか
ミサイルのクルーンに玉飛び込んだときとか
脳汁噴出ポイントは昔の機械の方が多いと思う。
なぜか最近のパチンコでは脳汁を体感することができない。
演出の分岐が多すぎてどこが熱いのかさっぱりわからないのだ。
三共系に多いが、ガンダムなど、これだけ演出が連なって
こんなリーチがかかって
これは当たるだろう!当たるに違いない!
で外れるのが頻出してがっかりする。
各メーカー間共通で暗黙のリーチ法則があって
こんだけ演出繋がったら、ここまでのリーチには最低いくだろう
というものがあって
その常道というか定石を外れてしまうと、
とたんにファンはがっかりする。
ああ京楽の機械ならリーチくらいはかかったのにとか
これあそこのメーカーなら当たってるよ。
となると、各社だんだん、ファンの指向に合わせるため
構成が似通ってしまい単調となってくる。
疑似連や、役物始動、保留変化ばかりのパチンコが多いのは
そんなわけだ。
加えて、演出の分岐も増やし、
リーチ演出や役物も増やしとなってくると
ひとつひとつの信頼度が下がり、ベストの50%という数値までは
なかなか固定できない。
これとこれが組み合わさったら50%だが、
これが足りないので20%
ファン側はこんなの覚えきれない。
すなわち、どこで脳が脳汁出せばいいのかわからないのだ。
今の台で結局、脳汁がでるのは、
海物語やジャグラーなどが多用する一発告知に頼ってしまい
パチンコ自体がなんかつまらなくなってきたのは
単調でオリジナリティがないからだ。
ちなみに、役物で一番煽られるのは、リングの手垂直落下だ。
慶次とかの槍とか、北斗のタイトルロゴなど、全然だめだ。
人間のまばたきは垂直方向であるし、横方向の動きは感知しづらい。
リングのように、いきなり一気に画面中央まで下がるのが一番いい。(当社比)
時間感覚的にも、まばたきの間くらいだ。
役物自体もまた、リングのヒットにより似通っていくのだろうね。
みんな同じような機械ばかりで、
なんとかならんかのうと思いきや
そこで、世界中で大人気なのが、高尾と豊丸だ。
現在豊丸のCR餃子の王将2が大人気で取り合いの様だ。
大手が似通った機械ばかりなのに、豊丸は独自路線を貫いてくれる。
豊丸が、ぱちんこ業界を救うのだ。
がんばれ豊丸。みんなの豊丸