識者によると、
今日現在、キャプ翼の中古価格は、出品も落札も7万円台になっている。
次の大型入れ替えの頃には減台移動候補になるだろう。
誰もが口をそろえて
「予想外だった。もう少し動くと思った。でも牙狼花引換券だから多少はしょうがない。」
そのような感想が多い。
メーカーの先行説明会、試打は時間も限られているので
強制基盤を用いて、演出が組み立てられているところが多い。
メーカー側の見せたいところを強調して、
良い見せ方をするのだ。
10の商品でも20、30の見え方にする工夫をしている。
翼の場合は、10の商品を30にみせたあげく、
牙狼花引換券効果で、総計1000ぐらいの取り合いの商品として
ウォーズマン効果もびっくりの倍率で売り切ったのだ。
剛腕っぷりはガロMAXという最大貢献商品をバックにしての行為なので
他のメーカーにはできない。
サンセイですら、MAXのガロは規制で打ち止めなため、
今後は、このような行為はできなくなってくるだろう。
牙狼花引換のためには、あと1機種、牙狼甘の事前購入誓約が必要なので
それをクリアしてようやく牙狼花様を設置できる。
超長期にわたる長い道のりだったな。
業界的には、牙狼花騒ぎがおさまると、景況感がさらに悪化するとみられている。
何度も書いたが、客のふところは変わらない。
そのため、ホールの売り上げは変わらず、機械代だけが7月~10月にかけて
跳ね上がった。回収するには、客からたっぷり抜いて粗利を増やすところが多いだろう。
結局客いじめで、客をさらに減らすだけになる。
続いて前倒しした機械予算もあり、
機械の購入も減らしてくるだろう。
月の商戦として、月に1回納品、2回納品など地域ごとに納品回数に制限が設けられている。
月の1週目、2週目、3週目、4週目の各日曜日に初期納品日が設定されている。
たとえば、8月は、8/2と8/16にほとんどの機械が集中する。
9月は9/6と9/27、そこから地域に合わせて納品日や開店日が分散される。
東京でも、月曜オープンと、火曜オープンとか組合によって分かれているだろう。
そして、
各メーカーで、各月に販売する機械が競合になるわけだが、
当然、機械評価やしがらみにより
1番手
2番手
3番手
4番手
5番手
などのように、評価が分かれ、購買が行われる。
今までは、末端の商品まで、なんとか購買が届いていたが、
1番手:50%
2番手:30%
3番手:10%
4番手:5%
5番手:3%
根拠なく適当に書いたが、こんなもんか。
実販売から正確な比率は出せそうだが、めんどうだな。
どっかのコンサルがやってくれるだろう。
今後は、
1番手:70%
2番手:20%
3番手:5%
4番手:1%
5番手:1%
くらいに、いる商品といらない商品の差がついてくるとみている。
キャプ翼を見る限り、
効果が望めないダメな商品への過剰投資は、このような業界不況状況では
致命的になってくるということだ。
今までは付き合いで末端の商品でもバラエティに1~2台くらいは
しょうがないなと購入していたが、お金がもったいないのでそれもなくなる。
バラエティは、中古で買えば十分であり
高価な新台を買う必要もない。
キャプ翼を中古で買えば、相当経費が節約できた。(牙狼引き換え効果はない)
エレックやマルホン、奥村、他機械開発をやめたメーカーを見る限り、
ホール側も、別に付き合いで助ける必要ももう感じていないと思われる。
最近の購買傾向を見ていると、
大手法人が、末端商品に手をまったく伸ばさなくなってきたのが感じられる。
機械購買は、大手法人と呼ばれる上位数百社で全体購買の7割を占める。
メーカーはそれらのみを相手にしているだけで基本的には、売り上げがたつ。
ネットでメーカーから相手にされずに悪口ばかり言っているところは、
中小零細法人ばかりで、だいたい想像がつくだろう。
全メーカーで、一番のお得意様は、誰もが想像する通りマルハンである。
機械販売には内包するマルハン比率で、機械の良しあしを判断することもあるくらいだ。
○○○ムは、完全に必要な商品しか買わないので、メーカーからは
あまりよく見られていない。
「◎武▽」の事前機歴に早くもブーイングだが、
マルハンクラスになると、それ2000台買うよ。
機歴は各50台くらいかってあげるね^^
と言ってきた場合。
いや・・・、Cを買うには・・
「2×(A+B)=C」くらいの比率でお願いできませんか・・・
「売るの?売らないの?」
「売ります・・」
で押し切れるだろう。
どこの大手もそのような状況が通れば追随するだろうし、
ますます大手法人による、超買い手市場となるだろう。
機歴など、大手にかかれば
最低限のこづかい代くらい程度の台数で十分である。
そして、機歴にもならない末端メーカーの泡沫商品に至っては
大手にしたら、新台で手を付ける必要すらないだろう。
必要な商品のみパワーゲームで新台台数を集め、客を根こそぎ集める。
逆に泡沫商品は、中小零細が、大手との機種構成差別化で購入するかもしれない。
まとめると、
今年後半の購買は、商戦で1番手、2番手までしか売れない。
それに入れないなら、確実に余るからよけいな製造すべきではない。
自社にもホールにも客にも負担がかかる。
中小メーカーはもう終了確定。
「ホールの購買、メーカーの開発、販売、製造」
みんなで相みつをとって生き残るには、< br>生き残る上位メーカー同志で、販売時期を談合して調整したほうがいい。