パチンコ業界は、メーカーもホールもいままでは、
一族経営の家内工業的なものが多かった。
幹部は身内、親戚ばかりであり、
雇われ社員でも、朝鮮系幹部ばかりで、
日本人は出世できないといわれた時代もあった。
夫がオーナー社長で、その奥さんを副社長とかにして、
給与をたっぷりとるとか、
うまく身内に財を蓄える仕組みを作り上げてきた。
普通の従業員は薄給でこき使う。
時代は変わって、
ホールもメーカーも大型企業化し、
上場企業が増えそのような体制はだんだんくずれつつある。
今までは、オーナー周りの身内でやってきたのが、
人が増えてくると、組織が生まれる。
組織がしっかりし、人事制度など
いままでどんぶり勘定で適当にやってきたことを
労働基準法にのっとって経営するところが多くなってきている。
メーカーもホールも、
他業種や同業から、
中途の雇われ役職者やら
雇われ社長などが最近増えてきたが、
ここ最近の業界不況の中で、
会社自体も、社内の業種や雇用も不安定になり、
いつまであるのかよくわからない部署や業務と
いつまでいるのかよくわからない上司に対して、
かなりの不信感や不安が募っているようだ。
社員は、家族だ。
そんな表現がある。
「オヤジ」と呼べ!
ワンピースの読みすぎで、
アホな人はそう言ってるのもいるらしい。
上司は、部下とその家族の人生を背負い、
皆を食わしていかなければならない。
部下としても、社内的にも人間的にも強い上司のほうが頼もしい。
「色物扱い」の女性上司なんてありえない。
だが、たとえば、雇われ社長が、独立して会社を興す場合
はたして、ついて行く人がどれだけいるだろうか。
支店長が、独立して業者になるといったときに
ついていくだろうか。
あんたなんかに、誰もついていかねーよ
おれを役立ててください!
どちらだろうか。
大手の社員だとして、
上場企業社員という安定した立場を捨て、
雇われ社長個人に人生をかけてついていく。
自分の上司が、
ついていくに値する人物かどうか考えるひとつの指標になるだろう。
転職を次々に繰り返している中途社員なら足が軽く、
条件が良ければ決断するだろうが、
新卒あがりの、転職市場を経験したことのない若者は
かなり躊躇するに違いない。
一緒になって独立したものの、
失敗して、さらに転職せざるをえないようなケースもよくある。
結局は個人の力が最終的にはものをいう。
上司や会社にぶら下がっているだけでは、将来は開けない。
パチンコ業界は、常に先行きが不安なので
従業員は、毎日ぼーっと遊んでいないで、
手にを職をつけるべく、自己研さんを積んで
いつ何があってもよいだけの
準備をしていくことだ。