識者によると・・
去年は、なんだかんだ言っても、ぱちんこで年間200万台の販売台数があった。
今期は、170~180万台程度に縮小されるだろうと予測されている。
月にすると、14万5千台/月が平均だ。
意外と結構な台数だ。
もちろん盆暮れ正月GWに入替極大期が来たり、
有力機種の販売に合わせて変動する。
スロットと合わせて
このホールの年間機械代予算枠を
全メーカーで奪い合っているのが
機械市場である。
今期適当に見積もると
ぱちんこ 175万台×35万円=6000億~7000億
スロット 100万台×35万円=3000億~4000億
あわせると、9000億~1兆程度だろうか
縮小が年々続いておりかなり限られたものとなっている。
これをPS合わせて数十社のメーカーで奪い合っている。
そして大手の10社程度で全体の7割くらいを占めている。
先細りで将来性がまったくないことが
学生には理解できるだろうか。
さておき、
7月から8月にかけて
かなりの有力機種が販売される。
牙狼、AKB、リング、涼宮、ギンパラなど
そのあとは番長が控えている。
実際売れるのは、
こういった結果が想定される注目機種だけであり
その他の泡沫機種は、予算の関係上
販売がかなり困難になっているようだ。
去年から各メーカーで、
1万台限定とか、
販売台数を最初から限定して販売するようなことが増えた。
過剰発注により、
部材の余りを防ぐための措置と考えられる。
部品には、その機械専用部品と
他の機械にも転用できる部品がある。
他の機械にも使える部品は
別に余ろうがいいのだが、
専用部品については、あらかじめ
どれくらい台数が売れるか見込みを立て
用意をしておく必要がある。
各社でかなり
冷静な見積もりを取っているようだ。
そして、部材があまったら、甘デジに転用されてでてくる事が多い。
甘デジがメインと同時にでてこないのはそういった
部材がらみの事情もあるようだ。
売れる機種と売れない機種の
2極化がかなり顕著にすすんでいるということは
業界関係者なら身にしみてわかっていることだろう。
この業界、機械が売れなくなるとすぐに大リストラをする。
ネットで情報をひもとけばすぐに過去の痕跡を調べることができるので
見て欲しい。
そういった過去のディザスターを経験している古参社員と、
ハイエナのように、会社が大きくなってから
パチンコマネーを求めて入った中途や
何も知らない新卒などの間には、
かなりの危機感の開きがあるようだ。
会社が不安定なのだから、これ以上人を入れるな!!
無駄遣いをするな、経費を削減しろ!!
不正行為をやめさせろ!
失敗した投資は早々に引き揚げろ!
古参側は、危機が起きた時の悲しい対応を知っているので
それを阻止すべく、注意勧告に躍起だが
新参側は、
ぱちんこが売れなくても
新しい事業でもうけをだすのだから、投資は挑戦だ!
金を使ってもそれ以上稼げばいい
ヒトをどんどん雇って、事業を拡大しよう
失敗を恐れずにどんどんやろう!
俺優秀だから、他の企業でもやっていけるしw
ぱちんこが衰退するのはわかっているので
各社それ以外の収益をえようと、
事業展開をはかるのはわかるが、
成功すればいいが、はたしてどうだろうか。
結果は、各社それぞれだ。
大きな会社ほど
募集すればすぐに人は集まるので
経営が傾いたら、安易に人を切って、人件費をうかせるようにしてしまう。
例えば○○という会社がリストラを始めたとして
たいてい、業界内で人材は還流するので
同種の企業に転職することが多い。
メーカー間や、ホールに天下ったり
景気がいいうちは、メーカー○○出身というブランドが通じるが
大リストラが始まると、○○出身者が
業界内転職市場に大量に出て、価値が薄れることになる。
転職を考えるなら、
各社の大リストラが発動される前にしたほうがいいよ
そういった声も聞かれるが、
それだと、転職草々行った先で再度大リストラにあうと思うので
実際は、他の業界に行った方がいいと思われるが、いかに