販売台数が毎年じわじわと減ってきている。
15年くらい前は、面変えも新台もだいたい
ぱちんこ18~25万、スロット28~35万
程度だった。
今は、版権代や、CG等開発費用の高騰
役物や、豪華な筐体、外注費、開発人件費など
機械トータルの製作費用が上がっているので
どんどん売値を上げるしかない。
ホール側が、機械の高性能、高演出を望んだ結果であり
価格の高騰を容認してきたのだと言い切れるだろう。
ニューギンのなんとかピエロのように、
ドットでオリジナル版権の安い機械を作ったところで
今のホールは見向きもしない。
かつてのシャカラッシュや、パトラッシュなど奇跡的な例だ。
当時はスペックが珍しかったせいもあったが
今MAXが飽和状態の中で
同じようなドットの機械が出ても見向きもされないだろう。
客がつく高演出高性能の派手な機械、人気版権
どんなに高くても、それをホール側が望むのだ。
メーカーとしては、販売台数が落ちてきたので
きりのいいところで台の値上げをして利益の確保を優先させたいところだろう。
きりのいいところというのは、
多少高くても、ホールが飛びつかざるをえない
有望版権時のことをいう。
いろいろと豪華な仕様にし、機械代をあげる理由とする。
それがよしとなると、他の機械もあげていく。
ひとつのメーカーが成功すると、他も続いていく。
だが、大台の50万を超えるのは至難だ。
各メーカーともに
定価から、値引きをひいたものが実売価格となる。
定価45万、値引きがいろいろ入って売値40万といった具合。
まず、定価を50万以上にのせ、実売を45万程度
慣れてきたところで
徐々に実売価格を50万に近づけ
やがて超えていくだろう。
定価548000で値引き入れて50万とか
今年はどこのメーカーが、大台に挑戦していくのだろうか。
消費税増税もあり、税金分機械代は普通に上がる。
50万を回収するのに、台粗1万でも50日かかる
もっともそんな使い方では2か月も稼働はもたない。
さっと使って短期で抜いて、
ほどよいところで中古に流したいところだが
販売台数が多いと、中古価格もあっという間に値下がりする。
こんな風にホール側が、短期で機械を使い捨てにし、
中古流しにする前提の運用を続ける限り
客に負担はかかり続けるばかりだ。
中古価格が下がるから、メーカーには機械をたくさん売ってほしくない。
一生懸命他に買わせないようにネガティブキャンペーンを繰り広げる。
メーカーが悪い
ホールが悪い
互いに言い争うばかりだが
一般ファンからみれば、直接金を抜かれる
ホールの方が完全に悪いと思うのは目に見えるところだ
それならメーカーも、
中古の書類を出すのを新台導入から半年後とか
中古の流通を全メーカー一斉に遅らせるよう仕向け、
ホールが
新台を長く使わざるをえない仕組みを強制的に作ったらどうだろうか。
たしかに短期で入替があった方がメーカーの利益にはなるかもしれない。
開発の作り手としては、長くホールに設置されて
多くのファンに楽しんでほしいはずだ。
機械代が上がっても最低半年は運用すればいい。
ダメな機械なら最初から買うなということだ。
どんぶり勘定の短期的な経営はいいかげんにやめて
しっかりと先を見据えて、
客から根こそぎ抜く営業ではなく
客をつける営業に立ち返るべきだ。
すべてがうまくいっていた、90年前半の経営を
振り返ってみろや
零細ホールは
いい機械だったら自分の手柄
悪い機械だったら、メーカーのせい
とりあえず、通ぶって、たいがいの機械を批判
どれだけ失敗すれば気が済むのだろうか。
客が戻って、再び儲かるようになれば
また潤沢に機械を買えるのだ。50万でも文句は出ないだろう。
まず客をつけよ。
それだけだ。