日本の風俗環境は、ここ10年で見違えるほど良くなった。
かつてどこにでもあってどこにでもいた社会の暗部は、ゆっくりとではあるが確実に根絶されていっている。
赤線・立ちんぼ・ポン引き・風俗店・乞食・暴走族・暴力団・右翼の街宣車・貧民街・インチキ露店・訪問販売・路上賭博・テレクラ・裏カジノ・ゲーム喫茶・裏ビデオ屋・偽造品の露店etcetc…例を挙げればキリがないほどである。
まだ、これらの残党はいることはいるが、あと30年したら絶滅間違いない。
大体、暴走族・暴力団・街宣車などというカッコいい名前を付けるのはどういうことか。
名前をチンカス族とか気違い団とか物乞い車とか変えて差し上げれば良いと思うのは私だけだろうか。
何しろ我が身を以て自分がいかにバカであるかをアピールしながら歩いているような方々であるから、大層喜ばれるのではないだろうか。
話が逸れたが、パチンコに属する暗部と言えば、
裏モノ・買い場(景品交換所)・買い取らせ・自家買い・遠隔・偽造カード・出玉イベント・無承認変更・脱税・海外不正送金などがある。
これらも警察や他の機関の努力によって根絶されつつあるが、買い場の3店方式の曖昧さは何とかしてもらいたいところだ。
問屋と買い場の役員が重複しているところもあるし、買い場の入口がホールの中にあるところもある。そもそも、パチンコ店の敷地内に古物商がほぼもれなくあるのは誰が考えてもおかしい。
買い場(古物商)が1万円以上の物品を買う場合は本来は身分証明が必要なはずだが、パチンコ絡みのところではそんなもの要求されたこともなく、古物商なのに買い取る物品はなぜか3種類のコーヒー豆だったり文鎮だったり、シールの付いた金のパッケージだけだったりする。
行政は、こういう灰色の部分を白日の下に曝す気があるのなら、換金を認めて課税するのか、パチンコ自体を違法化するのか、はっきりと態度を決するべきだ。
狭く時代錯誤の甚だしいパチンコ業界では叩かれるかも知れないが、日本は文明国であるからこういう流れになるのは当然である。