ゴードン町田新店計画は確実に破綻する！先の見えない無謀な投資

細かい機械系は興味ないのでネタ不足だが、支援者からこのネタどう？ってふられたので筆をとってみた。

筆者もたまにいくなじみの市場である町田界隈のパチンコ店。多くの店舗が閉鎖しため既存店舗は殿様営業ぼったくり状態になっている。

１．町田駅前市場環境（2018/07時点）

地図１．全体

地図２．拡大

オリパサとアルファは、線路を越え若干離れているので競合には含めなくてもいいかもしれない。

※面倒なので、頭取りや平日稼働は無償で調べません。

地域一番店のPIA

PIAの向かい、閉鎖した旧ゴードンはゲーセンのセガに改装

裏手のエルグランド、たしか九州の法人？失念

2年ほど営業し2017年1月に閉鎖した旧マルハンが入っていたテナントビル。1年半たった今も使い道のない空きビルである。

パールショップともえ、元静岡法人のコンコルドの居抜き

線路を渡ったところにあるα

オリパサ

２．ゴードンの旧店舗の閉鎖と新店計画

ゴードンは、1995年にオープンし、23年間営業し2018年5月に閉鎖となった。経緯は後述する。

同法人が近隣の旧長崎屋（晩年はメガドンキ等）の土地を買収し、パチンコの新店計画を打ち出している。土地が空き地になったのは、

http://machida-road.seesaa.net/article/418787103.html?seesaa_related=category

こちらのサイトによると、2014年末から解体工事を行い更地にしたのであしかけ4年ほど駅前の超一等地が草原に変わっていたことになる。

拡大写真
※あまりにも傲慢な文言に地域でも話題になった。

建築計画

A館の土地。見通しのよい都会の草原。高い土地だが、このままでも面白そう。奥が裏手のB館の土地を囲うへい

B館の土地、こちらはへいで囲まれている。かなりの広大な土地。

B館の土地を裏から撮影。奥に見えるのは町田駅。数分の距離である。ここを駐車場にするの？もったいないにもほどがある。坪いくらの駐車場だよｗ

さて、ここに建築計画によるとA館部分に、地下2F、地上7階の計9層の大型テナントになる。
昔の建築看板ではパチンコエリアが4フロアになっていたのでおそらく800～1000台の大型店舗を予定しているのだろう。B館は地上4階建ての駐車場になるようだ。

３．過去の市場経緯

ここで先に前提として、市場の移り変わりを記載する。

http://koko-pachi.com/hall/tokyo.machidashi.0.htm

各店舗の移り変わり時期は上記サイト参照

ゴードンは、出玉ガセイベント全盛期は、客付きがよくPIAと１，２を争う存在であったが、イベント規制後は惨憺たる状況。決定機はマルハンの出店。一番影響を受け稼働が落ちていった。裏手の低貸しのエルグランドにも負け、末期はPIAがフル稼働で打てない客が流れてくるようなおこぼれ的な存在に陥っていた。

現在のエルグランがある物件は、いわくつきで客がまったくつかずにどんどん法人が変わってきた。

　現在のエルグランになってようやくこの法人で定着成功したわけだが、最初は今までの店舗と同じく閑古鳥状態であった。地域で初の低貸しを始めてニッチ化に成功しようやく客を付けることが出来た。そしてじわじわとゴードンの客を奪っていった。最終的には、ゴードンは元々の「ゴードンB館」にA館が打ち倒されたような格好になった。

マルハンの撤退は他地域でも話題になった。グランドオープンで広域から開店荒らしにやられ、地元客をつけることができなかった。各台計数から玉積みに変更改装など試行錯誤を繰り返したが、釘しめと低設定による低還元営業で客を思いっきり飛ばし再生不能となり閉店した。PIAは最初から最後までいっかんとして影響を受けず、地域1番店であり続けた。
　マルハン出店により、ゴードンとパールショップともえは大きな影響を受け客が減ったが、ともえはマルハンよりも釘を開け、設定を入れていることが若者に浸透し徐々に客を取り戻していった。ゴードンだけは残念ながら最後まで客が戻ることなかった。

４．将来展望、2020年の市場は？

今のご時世どころか、2020年の先行きの見えない時期にそんな投資をして回収できるのか。誰もが疑問に思う。

全盛期より劣化したとはいえ、パチンコ産業の「坪あたりの売上げ」は他業種と比較してもいまだ圧倒的なはずだ。それはわかるが、

新店オープンは2020年。当然その頃には、6号機とパチンコの劣化基準機しか設置できない。売上げ粗利の低下が確定している。さらに新店建設分で釘を締めれば客が速攻で飛ぶ。周りに対抗できるわけがない。
従来よりも抜けないことを覚悟して新店を作る必要がある。6号機とP機は、売粗がおよそ2/3程度になると見られている。客離れが止まらない状況だが、これに加速がかかるようだと、全体売上げはさらに減るだろう。従来よりも投資費用の回収までの期間が延びるのは当然となる。町田駅前市場では、まだパチンコ客の需要がある？店舗が少ないから出店は成功する？はたしてそうだろうか。休日ですら、駅前5店舗全部がフル稼働になっていない。それこそ休日でさえ客が入っていなかった旧ゴードンならわかるはずだ。駐車場付ければ郊外からも集客できる？無理でしょ。

郊外の安い建築ならいざ知らず、駅前超1等地にテナント込みの９F1000台規模の新規建築は、はたして採算が取れるのだろうか。

はっきり書いておこう。

ゴードンはすでに町田ではまったく信頼がない。
PIAよりも釘はたしかに開いていた。だがそれでも客はいなかった。それは信頼の差だ。新店を作ったところで、ゴードンがPIAの信頼を崩せるとは思えない。アリが象にぶつかっていくに等しい。

まとめ

▼想定シナリオ

これにならないためには、どうしたら？

　→ゴードンは、いっかんとしてPIAよりも釘はあいておりよく回っていた。それでも客が飛んでいる。多少の放出ではPIAに太刀打ちできない。

　→現状考えられるのはこれが妥当か。ワタミのように店名ロンダリングをしたほうが効果があるかも知れない。

▼町田界隈の掲示板を見ると

・えー、この土地パチンコ屋にするのもったいない！
・もうパチンコ屋はいらない！

こんな市民の声ばかりである。

まあだらだらと長く書き連ねてきたが、当初からいいたいことは一つだけ…

もはや誰がどう見ても、自社物件とはいえ、一等地への莫大な投資に見合わないので、企画自体取り下げて、裏手の空き地はマンションに、表は普通のテナントにした方がよいと思われる。

「精神論を振りかざして無謀な要求を突きつける上層部と、忖度する周囲。振り回され疲弊する現場」

とどのつまり結局これなのだろうな。社内で強い人の意見を崩せないに違いない。わかりますよ。典型的な朝鮮系儒教縦社会によくあること。

以上
失敗するのが忍びないので、僭越ながら忠告させてもらった。この手の記事は手間がかかるのでもういいや、めんどうすぎる！最後はやっつけで締めます。

※注意事項：記載内容は個人の見解、考察を元にしたものです。ユニカ社の出店に対する妨害を目的としたものではありません。