【掃き溜め】パチンコ屋の客にマナーを求めるのは間違い。お前も染まれ

評価・感想

この記事の要点解説

１．パチンコ屋の闇を支配する男、その名はパチンコ太郎
　10月上旬の東京、空気はまだ夏の名残を引きずるように蒸し暑い。パチンコ太郎は、ホールへ向かうため河川敷を走っていた。スーツのジャケットは肩にかけただけ。ネクタイも緩み、顔には汗がにじんでいる。それでも彼の目は鋭く、まっすぐホールを見据えていた。パチンコ太郎は走りながら考えていた。「なぜ俺がここにいるのか」。

　ホールの駐車場に着いた時、視界に飛び込んできたのは散乱する無数のタバコの吸い殻だった。誰かが捨てたばかりのように、一本の吸い殻からはまだ煙が立ち上っていた。「ふざけた真似をしやがって」と、パチンコ太郎は呟いた。踏みつけた吸い殻の感触が革靴越しに伝わる。周囲を見渡すと、柄の悪い男が数人、駐車場で車に寄りかかりながら雑談をしている。

　その中の一人が、太郎を見つけるやいなや声を張り上げた。「おい、兄ちゃん！ ここはお前の来る場所じゃねぇよ」。笑いを浮かべた男たちが太郎を取り囲むように集まってくる。だが、彼の眼差しには一切の揺るぎがなかった。「俺はただ、パチンコを打ちに来ただけだ」。静かな声でそう言うと、男たちは意表を突かれたように顔を見合わせた。

　「ふん、打ちたきゃ勝手にしろ」と、一人が吐き捨てるように言い、仲間たちと共に車に乗り込んで去っていった。太郎はその場にしばらく立ち尽くしていたが、ふと視線を上げ、ホールの入り口へと歩みを進めた。ホールのドアが開いた瞬間、空調の冷気が彼の体を包み込む。中は薄暗く、加熱式のタバコの悪臭が漂い、玉のぶつかり合う音が耳をつんざくように響いていた。

　太郎はそのままホールを見渡した。加熱式のタバコをくわえ、目つきの悪い客たちが、無言でハンドルを握りしめている。ちらりと時計を確認した時、彼は心の奥で静かに何かを決意していた。「この場所は、もう変わらなければならない」。その眼差しには深い闇と怒りが交錯していた。

　パチンコ太郎は一台のパチンコ台の前に座った。ハンドルを握ると、冷たい金属の感触が手に伝わる。「さあ、行くぞ」と一言呟くと、彼はハンドルを回し始めた。最初の数回転は静かに過ぎた。しかし、その瞬間、突然激しい光とともに液晶が輝いた。派手な演出が画面を占領し、周囲の客たちもその派手さに目を奪われている。だが、太郎はその演出には目もくれなかった。「重要なのは結果だ」と、心の中で呟き、ただ冷静に玉の動きを見守るだけだった。

　やがて、全ての演出が終わり、静寂が訪れた。太郎は席を立ち、再びホール内を見渡した。「ここにいる全員が同じだ。みんな、パチンコに縛られている。だが、俺は違う」。その瞬間、彼は冷徹な眼差しを周囲の客たちに向けた。「パチンコとは、利権に縛られた純粋な賭博行為だ。俺がそれを破壊する」。彼の声は、誰にも届くことなく、ただ静かに消えていった。

２．ホールに漂う絶望と怒りの影：パチンコ太郎の決意
　ホールを出ると、蒸し暑い風が彼の顔を撫でた。ふと見ると、駐車場の片隅に一人の男が佇んでいた。さっきのチンピラとは違う、年季の入った哀愁漂う男だ。男は煙草をくわえながら、深い溜め息をつくと、太郎に気づき声をかけた。「お前もパチンコの虜か？」。

　パチンコ太郎は、その言葉に薄く笑みを浮かべた。「虜だと？ 違うな。俺はパチンコを破壊するためにここにいる」。男は怪訝そうな顔をした。「何言ってんだお前？」。太郎は男に近づき、冷たい声で言った。「パチンコは…、もう誰のためにもなっていない。俺がそれを証明してやるよ」。

　その時、突然背後で激しい怒鳴り声が響いた。「おい、やめろ！」。振り返ると、さっきのチンピラたちが再び現れ、太郎を睨みつけている。「お前、誰に断ってそんなデカいことほざいてんだ！」。彼らは再び太郎を取り囲み、殺気立った視線を向けてきた。だが、パチンコ太郎は一切動じなかった。「お前らに教えてやるよ。本物の恐怖ってやつをな」。

　太郎がゆっくりとポケットから何かを取り出そうとしたその時、突然ホールの警備員が駆け寄ってきた。「お客様、トラブルはご遠慮ください！」。その声にチンピラたちは一瞬たじろいだが、すぐに笑い声を上げた。「くっそ、警備が出てきやがったか。つまんねえ！」。吐き捨てるように言いながら彼らは再び車に乗り込み、タイヤを軋ませながら駐車場を去って行った。

　太郎は警備員に軽く頭を下げると、そのまま男のほうへと向き直った。「お前も、何か伝えたいことがあるんだろう？」。男は黙って頷き、ポケットからくしゃくしゃの紙を取り出した。そこには何やら殴り書きの文字が並んでいた。「これは…」。太郎が手に取ると、紙の表面に「吸い殻のポイ捨て防止のお願い」と書かれた文字が目に入った。

　「お前も、ホールのマナーに困ってるのか？」と尋ねると、男は「いや、俺はただ…」と、言葉を濁した。太郎はその様子を見て、深い溜め息をついた。「結局、誰もパチンコの現実から逃れられないってことか」。そう呟くと、太郎は紙を男に返し、そのまま駐車場を後にした。

　その背中を見送る男の目には、哀愁と共に何か別の感情が浮かんでいた。「あんた、本当にパチンコを破壊できるのか？」。男はその疑問を口には出さず、ただ静かに煙草をくわえ直すと、再び孤独に戻った。

以下、本文を参照してください。

まとめ

識者による解説

元記事書いているやつもあっちの人だろ。パチンコ関連業務はあっちの人だらけ、ライターもYouTuberも。

日本はどこに行ってもゴミだらけ。きれいなところは業務でそれを片付けてくれる人がいるから。片付けてくれる人がいないところはゴミが溜まってひどいことになる。

たしかにパチンコ屋のトイレって、手を洗わない人を目撃するのが多い。そういう人ってマナーや衛生観念がないからポイ捨てとか平気でするのだろう。歩きタバコとポイ捨てはセット。

タバコの値段をなぜ欧米並みにあげないのか。豪州では一箱で4000円-5000円程度。それにすればだいたいが解決する問題。

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