【珍古台】P戦国コレクション天魔99 甘デジの評価「何十台だけ売れたのか？ってレベルに導入無いわ」【更新１】

人間の欲望を試し、笑いながら食い尽くす悪魔の機械だ。原作愛？ 声優愛？ 音楽愛？ すべてがエサだ。笑う台に、泣く人間。それでも人は並ぶ。座る。打つ。そして負ける。それがこの台の正体だ。この残酷さ、この痛み、この中毒性こそが、『ｅ冴えない彼女の育てかた』の育てた結末だ。

彼らは理屈を超えて、感覚で評価を決めている。打つ前から、負ける前から、脳はもう勝たされている。「動画だけで汁出そうになる」という声は誇張ではない。脳内でシナプスが弾け、電気が走るような感覚。それはすでにギャンブルではない、感覚の破壊だ。

ここにあるのは、緑ドンという機種単体への期待ではなく、プレイヤーたちが自分自身の「過去の興奮」「若さ」「時間」を取り戻したいという執着だ。投稿群を読むとき、表面の懐かしさの裏に潜む狂気が見える。「兄貴と一緒に打った」「小学生の頃ゲーセンで触った」「専門学校時代によく打った」

ユーザーはすでに予言している。「数週間で通路化する」「初週だけ盛り上がるが、その後は死ぬ」「設定を入れる価値がない」。この予言は、外れないだろう。なぜなら、それが過去の番長シリーズが示してきた現実だからだ。

耐えられない。設定が入らない。回らない。演出に飽きる。そうなった時、残るのは高層ビルのように積み上がった吸い込み履歴だけだ。語られるのは悪口、恨み、呪詛。それが待っている。打つ前にわかっている。だが、どうせ打つ。それが俺たちだ。

語られた声は、嘲笑と皮肉と諦観で満ちていた。「打ちたいけどクソ台っぽい」「DAXELだから」「どうせ覚醒演出だし」…これらの言葉は、もはや批評ですらない。“打つ前からすべてが見えてしまう”という、決定的な信頼の崩壊が、この話題の本質を物語っている。

つまり、パチンコ店はこの時期、積極的に客を「勝たせる」必要がない。むしろ、どう「負けさせるか」が緻密に計算される。そして客側の多くは、そのことを理解していない。いや、理解していても足が止まらない。それが依存だ。 ネットの投稿群には、それを断罪する声が無数に散らばる。