【釘師】パチンコ台の違法な釘曲げを指導した「釘学校」経営者が逮捕される「過去の受講者全員しょっぴけ」

「くぎ学校」経営者を逮捕…一人あたり十数万円の受講料でパチンコ台の違法な釘曲げを指導 

パチンコ台のくぎを曲げて玉を出にくくしたとして、宮城県警は７日、仙台市泉区のパチンコ店「アポロの泉」を経営する「金盛商事」（盛岡市）と社長（５５）（仙台市若林区）、同店店長（３６）（同市泉区）ら４人を風営法違反（無承認変更など）の疑いで仙台地検に書類送検した。曲げ方を教えたとして機器調整会社「グランドライン」（東京都台東区）と社長（５２）（同荒川区）ら２人も同法違反ほう助の疑いで書類送検した。

県警によると、くぎ学校の摘発は全国で初めて。

　パチンコ台のくぎは原則、動かすことは禁じられている。書類送検された「アポロの泉」は、大当たりしやすそうに見えるようくぎの調整を行っていたという。

　県警によると、違法なくぎ調整を指導したとして摘発されたグランドラインは都内で講習会を開催。ハンマーやくぎの間隔を測定する器具などを使った調整方法を実際の台を使って実習したり、くぎを曲げた際の玉の動きなどについて指導したりしていた。

　県警によると、講習会の日程は５日間で受講料は１人十数万円。受講生は直近１０年間で全国から延べ２０００人以上に上るという。

　今回の事件では、アポロの泉の従業員１人が２０１９年ごろに講習会を受講。県警は講習会の開催自体が無承認変更のほう助の疑いがあるとして、摘発に踏み切った。

　県警の捜査関係者は「講習会には全国のパチンコ店従業員が受講している。各地の店で違法行為が行われている可能性がある」と指摘する。

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