【末期】スマスロでパチンコ業界が回復？金がかかりすぎて間口が余計狭くなっているんだが

評価・感想

この記事の要点解説

1. スマスロ登場で期待された回復の光と、その背後に隠れた暗い現実
　10月上旬の暑さが残る河川敷を、パチンコ太郎は一心不乱に走っていた。汗が額を伝い、シャツの襟元がじっとりと湿っている。目的地は、廃れたホール「七光ホール」。ホールの入り口に到着するや否や、パチンコ太郎は厳しい目つきでその閑散とした様子を眺めた。ここはかつて、プレイヤーで賑わっていた場所だ。だが、今はわずかな人影があるのみ。

　「スマスロが救世主だって？どこがだ…」パチンコ太郎はつぶやいた。ホールの片隅では、年配の男が虚ろな目でスマスロのレバーを叩いている。派手な演出が煌めくが、出玉はわずか。ホールの空気には期待よりも失望が充満していた。近づくと、男は顔を上げた。「これは昔の4号機じゃない。金ばかりかかる機械だ」と嘆くように言った。

　パチンコ太郎は静かにうなずく。スマスロが導入されて以来、ホール側は新機種の導入費用に追われ、プレイヤーに還元する余裕を失っている。スマスロは確かに出玉性能を高め、演出も派手だ。しかし、その分だけコストが膨れ上がり、ホールはより厳しい運営を強いられていた。回収のため釘を締め、設定を渋るしかない。プレイヤーにとっては出玉が減り、負ける確率が上がるという悪循環が続いていた。

　「だが、それでも期待してしまうんだよな。…当たりの瞬間を、あの感覚を…」男はそう言いながら、再び虚ろな目でレバーを叩いた。その姿を見て、パチンコ太郎はふと心に浮かんだ疑問を押し殺した。果たして、スマスロは本当にプレイヤーを魅了できる存在なのか。あるいは、ホール側の苦しみを増すだけの亡霊なのか。

　「これが、パチンコの未来か」パチンコ太郎はつぶやく。空には相変わらず鉛色の雲が広がり、冷たい風がホールの扉を揺らしていた。彼は深い溜息をつき、踵を返した。その背中には、孤独な決意がにじんでいた。「破壊する。それが俺の役目だ」と自らに言い聞かせるように呟き、パチンコ太郎は再び河川敷を走り出した。

2. 膨れ上がるスマスロ投資、ホール経営者の苦悩とプレイヤーの離脱
　スマスロの導入により、ホール経営者たちは戦々恐々としていた。かつての「救世主」は、今では負債の原因となりつつあるのだ。中でも特に影響を受けたのが、地方の小規模ホールだ。高額な導入費用に見合った客数が見込めないため、赤字経営が続いている。とある地方ホールでは、経営者が顔を歪めながら嘆いていた。

　「うちはスマスロを4台しか入れられなかった。他のホールと比べて少なすぎる。でも、もっと入れれば借金で首が回らなくなる。どのみち客は来ないんだからな…」その言葉には、深い絶望が滲んでいた。彼の店では、開店から閉店までスマスロを打つ客はゼロに等しかった。結局、どのホールも似たような状況だ。導入したホールは設備費用を回収するためにプレイヤーの出玉を削り、客飛びが加速しているのだ。

　その一方で、プレイヤーの間ではスマスロ離れが進んでいる。「1回で万枚が狙える」と期待された機種が、実際には2000枚すら届かない。打てば打つほど財布が軽くなる感覚に、プレイヤーは失望を隠せない。パチンコ太郎は、ホール内で耳を澄ませた。プレイヤーたちは口々に「こんな機種に大金を注ぎ込むなんて、もう辞めだ」と言い放ち、静かにホールを去っていく。

　「まるで砂漠に水を撒いてるようなもんだ。期待しても、何も返ってこないんだよ」と、一人の男が笑いながら言った。その声には、自嘲と虚しさが混じっていた。そんな彼らの背中を、パチンコ太郎は冷ややかに見つめていた。自らの使命を思い出しながら、彼は静かにその場を後にする。

　「…重要なことは結果だ。100の言葉より1の結果だ」安倍晋三元首相の記憶が、ふと彼の脳裏に浮かんだ。その言葉は、パチンコ太郎の胸に冷たい刃のように突き刺さる。目の前にあるのは、もう救いようのない現実だ。ホールは出玉を削り、プレイヤーは去り、残されたのは荒廃したホールと経営者の苦悩のみ。

　パチンコ太郎は再び河川敷に戻った。遠くには、相棒のスロット花子の姿が見える。彼女もまた、この業界の行く末を見守るために動いていた。「どうだった？」と花子が問いかけると、太郎は首を横に振った。「酷い有様だ。スマスロは救世主どころか、業界全体を奈落に突き落としかねない…」

　その言葉に、花子は無言で頷いた。二人はしばらく沈黙したまま立ち尽くしていたが、やがて、太郎は静かに言った。「俺たちはやるしかないんだな、花子。この無意味な業界を、根本からぶち壊すために…」彼の声は、冷たい風にかき消されるようにかすかに響き、闇に溶けていった。

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まとめ

識者による解説

回復も何も、さらに客から抜いているから先はない。負けるに決まっている所にいくのは中毒者だけ。

勝てるなら毎日行く。勝てる可能性があるなら頻度高く行く。ほとんど負けるなら行かない。ただそれだけ。

パチンコの全盛期の90年代はボーダーを超えているパチンコ台がゴロゴロしていたから粘れば勝てた。今のパチンコやスロットって、ある程度の出玉が出たらそこでやめ。ボーダー下回っているから粘る客も少ない。じわじわと負けていく。

普通の生活をしていたら、パチンコやスロットに回す余裕などない。ドブに捨てる金がある小金持ちしか打てない。

それよりも、この元記事ってヤフコメだと大盛況なのだが、ちゃんねる系はもうダメだな。ここのサイトも更新頻度おさえて縮小傾向。やっぱ動画だ。悪戦苦闘中。そっちに作業時間割いているので、いそがしかったりはする。

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