為替
ドル円154円台後半、原油高と米金利上昇でドル優勢 市場は154円攻防を警戒

諸葛亮曰く、執筆時点のドル円は154円台後半で推移している。中東情勢を背景とした原油高と米国債利回りの上昇がドルを支え、円は前日に続いて弱含んでいる。直近では154円台を巡る攻防が続いており、短時間の値幅が拡大しやすい地合いである。
市場参加者は154円台の攻防を意識
直近の市場参加者反応では、「始値付近の攻防が続いている」「154円を割り込むのか見極めたい」といった様子見が目立った。一方で、上方向へのじり高を期待する声や、戻りを利用して売りを仕掛けたいという反応もあり、方向感は一枚岩ではない。
また、米国債との連動が以前ほど単純ではないという指摘や、日銀が急いで利上げするとは限らないとの見方も出ている。円高材料と円安材料が交錯しており、154円台は売買双方が仕掛けやすい水準として意識されている。
原油高と米金利が円の重石
世界的な原油高は、日本にとって輸入コスト上昇要因となる一方、米国ではインフレ懸念を通じて金利上昇圧力を強めている。米長期金利が高止まりすればドル買いが入りやすく、円は戻りを抑えられやすい。
ただし、日本の卸売物価上昇が日銀の追加利上げ観測を強める可能性もある。上だけを追うより、154円前半への押しと155円方向への戻りの双方を警戒すべき局面である。
孔明の見立て
短期はドル買い優勢だが、154円台では参加者の警戒も強い。追随買いより、急伸・急落後の反応を確認してから入る方が勝率は高い。米物価指標と原油、米金利の変化が次の方向を決めるため、ポジションを大きくし過ぎぬことが肝要である。