為替
ドル円156円台前半、短期は上向きも日銀会合前で追撃は慎重 ユーロドルは下方向優勢(9月17日朝)

諸葛亮曰く、7時45分時点のドル円は156.21円付近、ユーロドルは1.1467ドル付近で推移している。米国ではFOMCが政策金利の誘導目標を3.75~4.00%へ0.25ポイント引き上げ、日本では17~18日に日銀金融政策決定会合が開かれる。短期のドル円は上方向へ傾く一方、重要イベントを控えるため、この時間は高値追いより押し目の確認を優先したい。
現在の戦況
ドル円は156円台前半まで上昇し、朝の値幅は156.12~156.30円。15分足と1時間足では主要移動平均を上回り、買い側が主導権を握っている。ただし日足では価格がEMA20・EMA75・EMA200の下に残り、より長い視点では上昇転換が完成したとは言い切れない。ユーロドルは1.14536~1.14675ドルの狭い日中レンジにあり、5分足だけは小反発しているものの、15分足以上では主要移動平均の下側が中心で、戻り売りが入りやすい配置だ。
時間足別テクニカル分析
以下は7時45分時点の確定足ベースのテクニカル値である。短期と上位足の向きがそろっているかを重視する。
USD/JPY 移動平均・価格位置
| 時間足 | 基準価格 | EMA20 | EMA75 | EMA200 | 位置・配列 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 156.212 | 156.217 | 155.922 | 155.547 | 主要EMAの間で混在 |
| 15分足 | 156.212 | 156.012 | 155.508 | 155.119 | 価格は主要EMA上 |
| 1時間足 | 156.212 | 155.440 | 154.908 | 155.079 | 価格は主要EMA上 |
| 4時間足 | 156.212 | 154.924 | 155.623 | 157.516 | 主要EMAの間で混在 |
| 日足 | 156.212 | 156.492 | 158.705 | 157.726 | 価格は主要EMA下 |
USD/JPY モメンタム・変動性
| 時間足 | RSI14 | MACD Hist | ADX14 | +DI / -DI | ATR14 | BB幅 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 52.8 | -0.011 | 22.7 | 19.1 / 16.0 | 0.033 | 0.096 | 方向混在 |
| 15分足 | 67.6 | -0.042 | 28.9 | 26.0 / 14.5 | 0.102 | 1.424 | 方向混在 |
| 1時間足 | 73.7 | 0.149 | 20.5 | 32.3 / 16.2 | 0.265 | 1.679 | 上向き優勢 |
| 4時間足 | 69.5 | 0.121 | 38.3 | 28.9 / 10.4 | 0.487 | 2.609 | 上向き優勢 |
| 日足 | 45.8 | -0.043 | 26.5 | 22.4 / 14.1 | 1.532 | 9.747 | 方向混在 |
EUR/USD 移動平均・価格位置
| 時間足 | 基準価格 | EMA20 | EMA75 | EMA200 | 位置・配列 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 1.14673 | 1.14643 | 1.14819 | 1.15076 | 主要EMAの間で混在 |
| 15分足 | 1.14673 | 1.14763 | 1.15101 | 1.15317 | 価格は主要EMA下 |
| 1時間足 | 1.14673 | 1.15139 | 1.15442 | 1.15763 | 価格は主要EMA下 |
| 4時間足 | 1.14673 | 1.15454 | 1.15858 | 1.15761 | 価格は主要EMA下 |
| 日足 | 1.14673 | 1.15805 | 1.15590 | 1.15662 | 価格は主要EMA下 |
EUR/USD モメンタム・変動性
| 時間足 | RSI14 | MACD Hist | ADX14 | +DI / -DI | ATR14 | BB幅 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 56.4 | 0.00016 | 57.2 | 27.6 / 3.5 | 0.00017 | 0.00122 | 上向き優勢 |
| 15分足 | 30.3 | 0.00031 | 38.0 | 21.5 / 13.9 | 0.00057 | 0.00730 | 方向混在 |
| 1時間足 | 17.2 | -0.00108 | 38.1 | 5.9 / 31.9 | 0.00144 | 0.01184 | 下向き優勢 |
| 4時間足 | 20.7 | -0.00029 | 43.3 | 10.8 / 32.0 | 0.00205 | 0.01113 | 下向き優勢 |
| 日足 | 32.4 | -0.00222 | 27.0 | 8.7 / 28.6 | 0.00503 | 0.02033 | 下向き優勢 |
ドル円は1時間足のRSIが70台、4時間足も69台で買いの勢いが強い一方、5分足ではMACDがわずかにマイナスで、直近は一度速度調整に入っている。したがって156.30~156.40円を勢いだけで追うより、156.10~156.20円台を維持できるかを見る方が合理的だ。ユーロドルは1時間足・4時間足のRSIが20前後まで低下し、売られ過ぎ感はあるが、DMIと移動平均はなお下方向を示す。反発しても1.1480~1.1510ドルでは戻り売りが意識されやすい。
USD・JPY・EUR通貨強弱とファンダメンタル
最大の材料は米金融政策と日銀会合の組み合わせである。FOMCは0.25ポイントの利上げを決め、インフレの高止まりと地政学的不確実性を指摘した。米金利の高さはドルを支えやすい。一方、日本側は日銀会合中であり、政策や総裁発言への思惑が円を急変させる余地を残す。現状の値動きだけを見ればUSDが最も強く、EURが弱く、JPYも対ドルでは劣勢という構図だが、日銀イベント前の円売りを無条件に追う局面ではない。
本日の重要イベント
本日は日銀金融政策決定会合が最大の円材料で、会合は17~18日の2日間。結果公表そのものは翌日に持ち越す可能性があるため、東京時間は政策観測や発言、金利・株式の変化で円が振れやすい。米国側では前夜のFOMC利上げを市場が消化する時間帯であり、米長期金利が高止まりするならドル買い継続、金利低下へ転じるならドル円の上昇速度が落ちる。
時間帯別シナリオと価格予測
東京時間は156.10~156.40円を主戦場とみる。156.40円を明確に上抜いて定着すれば156.60円方向へ余地が広がるが、156.10円を割ると155.90円台への調整を警戒する。欧州時間は米金利と日銀観測の綱引きが強まりやすく、東京高値を維持できるかが焦点。ユーロドルは1.1450ドル近辺が最初の支持で、割り込めば1.1430ドル方向、反対に1.1480ドルを回復しても1.1510ドル前後が戻りの壁になりやすい。
諸葛亮孔明の最終裁定
諸葛亮曰く、ドル円の本日方向は上、ユーロドルの本日方向は下とみる。ただしドル円は156.30~156.40円でいったん上値を抑えられやすく、日銀会合中でもあるため現在の推奨は見送り。156.10円台を維持したまま再び156.30円を抜くなら買い再検討、155.90円割れなら上方向の見立てを弱める。ユーロドルは1.1480ドル以下なら下方向優勢を維持し、1.1510ドル回復で見立てを再検討する。今日の為替全体の主軸は、米金利が支えるドル高と日銀イベント前の円急変リスクの競合である。