日曜朝の重要ポイント

日曜は東京と京都の2場開催。朝の段階では当日の実戦結果がまだなく、馬場を決め打ちする時間ではない。前日の傾向を参考にしながらも、朝一番から芝とダートの時計、内外、前後の有利不利を確認して午後へつなげたい。

中心は東京11R毎日王冠と京都11R京都大賞典である。前夜版から本命は変えず、毎日王冠は②リアライズシリウス、京都大賞典は⑱ダノンシーマを軸とする。朝の単勝はリアライズシリウス2.9倍、ダノンシーマ5.1倍。後者は前夜より配当妙味が増している。

午前から昼には新馬戦も多い。東京では3Rダート1600メートル、5R芝2000メートル、6R芝1600メートル、京都では3Rダート1400メートル、4R芝1400メートル、5R芝2000メートルと続く。ここは将来性を見る意味でも注目価値が高い。

注目レース予想

東京11R 毎日王冠

◎②リアライズシリウス
○⑥ライヒスアドラー
▲④サトノシャイニング
☆①セイウンハーデス
△⑭レイニング、⑯アドマイヤクワッズ
危⑬ホウオウビスケッツ

本命はリアライズシリウスを据え置く。単勝2.9倍の1番人気で、朝になっても評価を下げる材料はない。内の2番枠から前方を確保できる点が大きく、前夜に想定した平均ペースなら自分から位置を取れる強みが生きる。

対抗はライヒスアドラー。単勝4.9倍で人気上位に位置しており、リアライズシリウスを逆転する候補として残す。サトノシャイニングは5.6倍。前日の東京芝で先行力を重く見た評価を維持し、▲とする。

穴は①セイウンハーデス。10.1倍なら上位人気勢との価格差があり、内枠を生かして流れに乗れれば面白い。⑭レイニングは11.2倍、⑯アドマイヤクワッズは12.7倍で相手候補とする。

隊列はリアライズシリウスとホウオウビスケッツが前方を取り、極端な消耗戦より平均程度を想定する。前夜から◎リアライズシリウスは据え置き。単勝は3.5倍以上なら積極的に評価したい基準だったため、2.9倍の現状では能力評価は高くても配当面ではやや人気が先行している。

危険人気馬は⑬ホウオウビスケッツ。前へ行ける強みは認めるが、朝の段階では25.4倍まで人気を落としており、前夜より市場評価も下がっている。印を上げる材料が出るまでは危のままとする。

京都11R 京都大賞典

◎⑱ダノンシーマ
○⑥アクアヴァーナル
▲③ディープモンスター
☆②ヴェルテンベルク
△①ウエストナウ、④ヘデントール、⑧ミクニインスパイア
危⑮メイショウブレゲ

京都大賞典も本命はダノンシーマを維持する。単勝5.1倍で1番人気。前夜の4.3倍から数字は上がっており、本命評価を変えずに買いやすさは増した。大外18番は楽な条件ではないが、2400メートルなら発走直後だけで勝負が決まるわけではない。川田将雅騎手が序盤で無理をせず、道中で位置を作れるかが焦点となる。

○アクアヴァーナルは6.1倍、▲ディープモンスターは6.5倍で上位が接近している。人気だけなら一強ではない。ダノンシーマが外を回される形になれば、この2頭の逆転余地は十分に残る。

穴は②ヴェルテンベルク。10.3倍まで支持を集めているが、前夜から☆評価は変えない。①ウエストナウ8.2倍、④ヘデントール8.8倍、⑧ミクニインスパイア9.6倍も相手圏で、上位候補の差は小さい。

隊列は⑨ミステリーウェイ、⑰キングスコールが前を意識する形を想定する。平均程度の流れなら、2400メートルで早仕掛けになった時の持続力が重要になる。ダノンシーマの単勝は5倍以上を一つの基準としており、朝の5.1倍なら妙味は残る。

危は⑮メイショウブレゲ。71.3倍まで人気を落としており、危険人気馬というより評価を上げる根拠が乏しい馬という位置づけになった。朝の市場評価を踏まえても積極的には狙わない。

朝の新馬戦で見るべき馬

東京5R 芝2000メートル

◎②リントヴルム
○⑦シルヴァノーブル
▲⑫ランパディアス

リントヴルムはロードカナロア産駒で単勝1.6倍。ルメール騎手を配して明確な1番人気になっている。初戦だけに1.6倍をそのまま信頼し切るより、芝2000メートルで折り合い、直線まで脚を残せるかを見たい。

対抗は⑦シルヴァノーブル。シルバーステート産駒で6.0倍。⑫ランパディアスはキタサンブラック産駒で6.1倍。人気差ほど能力差が確定している段階ではなく、初戦の完成度次第で逆転があってよい組み合わせだ。

京都5R 芝2000メートル

◎③ジュンキング
○⑥ジーティーギャング
▲⑨ピュティアス
☆⑪ジワールドコア

ここは血統面でも面白い新馬戦である。③ジュンキングはキタサンブラック産駒で川田将雅騎手、単勝2.7倍。⑥ジーティーギャングも同じキタサンブラック産駒で3.2倍と接近している。

注目は⑨ピュティアス。母はブエナビスタで、単勝5.1倍の3番人気。初戦なので母の実績だけで能力を断定することはできないが、どの位置からどんな脚を使うかは今後を占う材料になる。⑪ジワールドコアはオルフェーヴル産駒で12.5倍。人気上位3頭へ割って入れるなら、この馬が穴候補だ。

馬場と評価変化

日曜朝の時点では当日の確定レースがまだなく、東京も京都も今日の脚質傾向を数字で決めることはできない。したがって前日の結果だけをそのまま今日へ移植しないことが重要である。

前夜から大きな変更はない。毎日王冠は◎リアライズシリウスを維持し、京都大賞典も◎ダノンシーマを維持する。変化があるのは主にオッズで、ダノンシーマは前夜4.3倍から朝5.1倍となり、本命を維持する側には条件が良くなった。リアライズシリウスは2.9倍で、能力評価と配当妙味を分けて考える必要がある。

朝の1R、2Rが終われば馬場の実像が見え始める。東京芝では内を通った先行馬がそのまま残るのか、差しが届くのか。京都では芝の直線で外から伸びる余地があるのか。11時台以降の更新で最も重要になるのは、この実戦結果である。

穴馬と危険人気馬

朝の穴候補は毎日王冠①セイウンハーデス、京都大賞典②ヴェルテンベルク、京都5R⑪ジワールドコアとする。セイウンハーデスは10倍台で内枠、ヴェルテンベルクも10倍台で上位勢との差が過大とは見ない。ジワールドコアは新馬戦なので未知数だが、12.5倍なら人気上位3頭に対する別路線として面白い。

危は毎日王冠⑬ホウオウビスケッツと京都大賞典⑮メイショウブレゲ。いずれも前夜の評価を維持する。ただし朝の馬場が明確な前残りになれば、ホウオウビスケッツは再評価が必要になる。逆に差し優勢なら危評価を強める。この部分は馬場を見て動かすべきである。

まとめ

日曜朝の結論は二つ。毎日王冠は②リアライズシリウス、京都大賞典は⑱ダノンシーマを本命のまま追う。特にダノンシーマは単勝5.1倍まで上がり、前夜より配当面の条件が良くなった。

午前は新馬戦が多く、東京5Rのリントヴルム、京都5Rのジュンキング、ジーティーギャング、ピュティアスを注視したい。ただし朝版で最も大切なのは、予想を固定してしまわないことである。東京と京都の最初の数レースから前後・内外の傾向を確認し、11時台の更新では実戦馬場を優先して重賞の評価を組み替える。