
ベトナムでSteam接続障害が拡大、PUBG騒動との関係に注目
ベトナムで10月2日以降、Steamへの接続障害が広がり、ストアだけでなくゲームのダウンロードや更新、クラウド同期まで利用しにくいとの報告が相次いでいる。ベトナムでは2024年からSteamのストアや決済へのアクセス制限が確認されてきたが、今回の障害は従来より広い機能に及んでいる。一方、10月初めの時点で当局や通信事業者から新たな全面遮断を公式に告知した事実は確認されておらず、地域や回線によって状況にも差がある。
この時期は、PUBGのアジア大会でベトナム選手2人による外部情報利用が問題となり、運営会社が9月23日に両選手のアカウントを永久停止し、公式大会への出場資格も永久に剥奪した直後である。さらにベトナムではPC版PUBGの現地サービス許可を巡る問題も表面化しており、現地リーグや公式活動にも影響が出ている。このため韓国側では、Steamの接続問題まで一連の騒動の「巨大な余波」と受け止める意見が強く出た。
「一部の騒動が全体を巻き込んだ」と怒る意見
最も目立ったのは、PUBGを巡る一部の選手と支持者の行動が、関係のない利用者まで巻き込んだという怒りである。「他のPC利用者からすればたまらないだろう」「少人数の騒動が大きな波を起こした」という趣旨の意見が繰り返された。
特に厳しい意見では、問題を公的機関まで持ち込んだことで、それまで曖昧な状態だったPC向けサービスの許認可問題に改めて注目が集まったのではないかと見られていた。「静かに使えていたものを自分たちで大きくした」「自分たちで火をつけたようなものだ」と皮肉る内容が多い。
PUBGだけの問題で終わらず、Steamを使う別作品の利用者まで不便を受けるなら影響範囲が違いすぎる、という不満も強かった。「一つのタイトルの騒動から他の作品まで巻き込まれるのか」という意見である。特定の選手への個人攻撃も見られたが、公開に適さない表現を除くと、中心にあるのは「無関係な利用者が割を食う」という怒りだった。
「そもそも以前から制限されていた」と冷静な指摘も
ただし、今回初めてSteamが使えなくなったと理解する意見ばかりではない。「以前から制限はあり、DNSを変更して利用していた」という指摘も複数あった。実際、ベトナムでは2024年からストアや決済ページへのアクセス制限が確認されているため、今回の問題をPUBG騒動だけで突然始まったものと断定するのは難しい。
取得できた意見の中にも「2年前からDNSを変更して使っていた」「今も設定変更で接続できている人がいる」という具体的な話があった。その一方で、「今回はDNS変更だけでは駄目だったらしい」「VPNが必要になるのではないか」という意見もあり、従来より遮断範囲が広がったと感じる人もいた。
ここでは「全面的に完全遮断された」という理解と、「回線や地域によって差があり、回避できる」という理解が混在している。最新の報道でもダウンロード、更新、コミュニティ機能、クラウド同期への影響が報告される一方、利用できている人もいるとされており、意見の食い違いは実際の接続状況のばらつきとも重なる。
VPN需要を予想する意見、費用を気にする意見
実用面で多かったのが、VPNに関する話である。「これならVPNの契約が増えそうだ」という意見が複数あり、接続制限が強まれば回避手段を探す利用者が増えるという見方が出た。
これに対し「有料VPNを継続して使う費用も無視できない」という意見もあった。単に技術的に回避できるかではなく、毎月費用を払ってまで使うのかという生活面の問題である。また「VPNまで完全に止めるなら通信網そのものを強く制限する必要がある」と、技術的には一律遮断が簡単ではないとする意見も見られた。
一方、Steam側にも地域情報を偽装した利用に関する規約があるため、回避策があることと、安全に利用できることは同じではない。公開されている状況でも、どの方法なら確実に接続できると断言できる段階ではない。
「韓国のせいにされるのでは」という見方も強い
もう一つ目立ったのは、ベトナム側で責任の矛先が韓国や運営会社へ向かうのではないかという見方である。PUBGアジア大会を巡っては、ベトナム選手への永久処分や大会運営への批判が現地で強まり、韓国側参加者への攻撃も問題となった。その経緯から「今回も韓国側の責任だという話になるのではないか」と予想する意見が続いた。
これに対して韓国側の取得範囲では擁護より批判が圧倒的に強く、「大会で外部情報を利用した問題から始まったのに、被害者として扱われるのは納得できない」という趣旨が繰り返されている。運営会社の初動や規定の明確さに問題があったという事実背景とは別に、今回確認した意見ではベトナム選手側への同情は少なかった。
さらに、ベトナムでPC版PUBGのサービス許可問題が以前から存在していたことを挙げ、「今回の騒動は隠れていた問題を表面化させただけではないか」とする意見もあった。つまり、原因を一人や一社だけに求めるより、以前から存在した制度上の問題に騒動が重なったと見る内容である。
まとめ
今回確認できた韓国側の意見で最も強かったのは、「一部の選手を巡る騒動が、関係のないSteam利用者まで巻き込む事態になった」という怒りと皮肉だった。次に多かったのが、ベトナムでは以前からSteamへの制限があり、今回の接続障害をPUBG騒動だけで説明するのは単純すぎるという指摘である。
実用面ではVPNやDNS変更の話が多く、従来の回避方法がまだ通用するのか、それとも遮断範囲が広がったのかに関心が集まった。また、騒動の責任が韓国側へ向けられるのではないかという警戒も強い。全体として同情よりも「自ら問題を大きくした」という厳しい意見が優勢で、その次に接続制限の実態や回避手段を冷静に確認しようとする意見が続いていた。
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