諸葛亮曰く、今週末は東京と京都の2場開催である。土曜は東京のグリーンチャンネルC、京都のオパールS、日曜は東京の毎日王冠と京都大賞典を主戦場と見る。金曜夜の段階では単勝オッズがまだ出ていないため、人気順ではなく枠、近走内容、脚質、距離条件から先に序列を作る。最大の勝負候補は京都大賞典のダノンシーマ。毎日王冠ではリアライズシリウスを中心に据える。土曜は短距離のオパールSより、東京ダート1600メートルのグリーンチャンネルCに狙いやすさがあると判断した。

この時間の重要ポイント

金曜夜の時点で土曜の東京は曇、芝は良、ダートは稍重の情報が確認できる。京都は晴、芝・ダートとも良である。日曜分はまだ馬場状態が確定していないため、ここでは枠順と能力、脚質を中心に判断する。

日曜の二つのG2は性格が大きく違う。毎日王冠は東京芝1800メートルで、リアライズシリウス、ホウオウビスケッツなど前へ行ける馬がいる一方、ライヒスアドラー、レイニング、ドラゴンブーストなど好位から差せる馬もそろう。京都大賞典は2400メートルで、キングスコールとミステリーウェイが逃げ候補となり、後方一辺倒では位置取りの差が大きくなりそうだ。

前回の平日版で扱った新馬戦では、東京3Rのポッドコーディア、マデイラシトリン、ソードオブステート、京都5Rのパンプルネルなどを注目馬として確認している。今回は週末展望なので、そこから主題を重賞・メインへ移す。

注目レース予想

京都11R 京都大賞典

◎18ダノンシーマ
○6アクアヴァーナル
▲3ディープモンスター
☆17キングスコール
△2ヴェルテンベルク、4ヘデントール、16ショウナンラプンタ
危15メイショウブレゲ

本命はダノンシーマである。新潟記念3着、目黒記念3着、阪神大賞典3着と、2000メートルから3000メートルまで崩れず走っている点を最も高く買う。目黒記念では後方寄りから運びながら勝ち馬と差のない内容で、今回の2400メートルは守備範囲だ。川田将雅騎手との組み合わせも継続する。

対抗はアクアヴァーナル。阪神大賞典2着、天皇賞・春4着という長距離実績があり、先行型なので開幕週の京都でも自分から位置を取れる。2400メートルへの距離短縮で追走が忙しくならなければ、ダノンシーマより前で運べる強みがある。

単穴はディープモンスター。海外を含む近走から能力上位は明らかで、2400メートル実績もある。ただし今回は帰国後の一戦で、金曜時点では状態面を数字だけで断定できないため三番手までとした。

隊列は17キングスコールと9ミステリーウェイが前へ出る形を想定する。キングスコールは目黒記念で逃げて5着に残っており、単騎に近い形なら簡単には切れない。京都大賞典についてはディープモンスターとダノンシーマを推す意見が複数あり、ヘデントールには能力を買う意見と距離や状態を不安視する意見が併存する。ヴェルテンベルクやキングスコールを狙う意見もあり、上位候補が一頭へ集中している状況ではない。

危険側にはメイショウブレゲを置く。一発を期待する意見はあるが、直近3戦が障害戦で、平地重賞へ戻る今回は近況比較が難しい。穴候補としての魅力と、予想の軸としての信頼度は分ける。

東京11R 毎日王冠

◎2リアライズシリウス
○6ライヒスアドラー
▲14レイニング
☆9ドラゴンブースト
△1セイウンハーデス、4サトノシャイニング、13ホウオウビスケッツ

本命はリアライズシリウス。共同通信杯1着、皐月賞2着、東京優駿7着という3歳春の実績を評価する。脚質データでは逃げが主で、2番枠から無理なく前へ行ける構成だ。東京芝1800メートルで前へ行ける馬を内枠から買える点は大きい。

対抗はライヒスアドラー。皐月賞3着、東京優駿8着から新潟の佐渡Sを勝っており、古馬相手へ入る前に一度勝ち切った点を評価する。先行も差しもできるため、リアライズシリウスを見ながら運べる位置を取れれば展開の自由度が高い。

レイニングはむらさき賞1着後、関越S4着。今回ルメール騎手が騎乗する点を評価する意見があり、外14番でも軽視できない。ただし金曜時点で支持が先行しやすい存在でもあり、オッズ未発表の段階から本命へ固定する必要はない。

逃げ候補にはリアライズシリウスのほか13ホウオウビスケッツがいる。ホウオウビスケッツが主張すれば平均以上、控えればリアライズシリウスが運びやすくなる。9ドラゴンブーストはマイラーズC2着、安田記念8着の内容から、1800メートルで流れが落ち着けば穴として残したい。

土曜メインの狙い

東京11R グリーンチャンネルC

◎4ヘニーガイスト
○3スナッピードレッサ
▲1ルヴァレドクール
☆5ドンエレクトス
△2ジンセイ、11ジャスティンアース

ヘニーガイストを本命とする。前走ポプラSは札幌ダート1700メートルで1着。今回は東京ダート1600メートルへ替わるが、先行できる脚質と横山武史騎手の組み合わせなら対応可能と見る。3スナッピードレッサも前走桶狭間Sを1着で、昇級組同士でも勢いは上位である。

1ルヴァレドクールは東京ダート1600メートルの夏至Sを1分34秒6で勝っており、今回と同舞台の実績が最大の武器になる。最内枠で進路を失う危険はあるものの、コース適性だけなら本命候補とほぼ互角である。

8メルキオルが逃げ候補だが、前走は阿蘇Sで大きく崩れた。前が速くなれば3スナッピードレッサや4ヘニーガイストが好位から抜け出し、さらに後ろから7トリリオンボーイが差し込む形まで考えたい。

京都11R オパールS

◎16フロムダスク
○13クラスペディア
▲8レッドエヴァンス
☆4メイショウヨゾラ
△3タマモイカロス、10ヒシアイラ、18ディアナザール

本命はフロムダスク。CBC賞を1分06秒5で勝っており、近走実績では最も分かりやすい。差しを主とする馬だが、そのCBC賞では前寄りの位置から押し切っており、展開への対応幅もある。

クラスペディアはセントウルS4着からの参戦で、重賞からリステッドへ替わる今回は相手関係が楽になる。レッドエヴァンスもCBC賞3着があり、この三頭を上位とした。

問題は前の争いである。6リリージョワ、5フィオライア、4メイショウヨゾラ、10ヒシアイラ、18ディアナザールと逃げ候補が多い。単騎逃げを決め打ちしにくく、序盤から速くなれば差し馬のフロムダスクに展開が向く。前残りならメイショウヨゾラを穴として警戒する。

金曜夜の買い方

オッズが未発表のため、金曜夜の段階で金額まで固定するのは早い。現時点では京都大賞典のダノンシーマ、毎日王冠のリアライズシリウス、グリーンチャンネルCのヘニーガイスト、オパールSのフロムダスクを各レースの基準馬とする。

最も買いやすいのはグリーンチャンネルCである。ヘニーガイスト、スナッピードレッサ、ルヴァレドクールはいずれも近走でダートの勝ち実績があり、比較材料が明確だ。京都大賞典は上位候補が多く、オッズ次第でダノンシーマ一本に寄せるよりアクアヴァーナルやキングスコールへ配分した方が妙味が出る可能性がある。

毎日王冠はリアライズシリウスの位置取りを軸に考える。日曜朝の馬場が前有利なら評価を維持し、差し優勢ならライヒスアドラーとレイニングを上げる余地を残す。京都大賞典も開幕週の内外と前残り度を確認して最終判断する。

まとめ

金曜夜の最上位評価は京都大賞典の18ダノンシーマである。長距離を含めて近走の安定度が高く、2400メートルでも能力を出しやすい。毎日王冠は2リアライズシリウスを本命とし、6ライヒスアドラーと14レイニングを相手上位に置く。土曜はグリーンチャンネルCで4ヘニーガイスト、オパールSで16フロムダスクを中心視する。まだオッズが出ていない段階なので、ここでは能力と展開の序列までを固め、土日の馬場と市場評価を確認して最終版で買い方を絞る。