
『ファイブスター物語』40周年記念本が10月1日に発売
永野護による漫画『ファイブスター物語』の連載40周年を記念した書籍『F.S.S. EPISODES of 40th MEMORIAL』が10月1日に発売された。1986年に『月刊ニュータイプ』で連載が始まった作品の40年間を振り返りつつ、これから先の展開にも触れる保存版としてまとめられている。
本書には、これまで登場したMHとGTMの最新一覧解説、発表年ごとの連載エピソード、ファティマ・エストのスーツ変遷などを収録。さらに次なる作品集『F.S.S. DESIGNS 8』につながる先行情報や、1999年から続く扉マンガ「がんばれESTちゃん」も収められている。価格は3630円で、全160ページとなっている。
発売直後からファンの関心は高く、書籍ランキングで上位に入っていることを確認して驚く意見や、実際に届いたと報告する意見が相次いだ。一方で、購入を迷う人からは内容や価格に見合う一冊なのかを尋ねる意見もあり、40周年という節目らしい盛り上がりとなっている。
「本当に売れてるな」ランキング上位に驚き
特に目立ったのが、発売直後の売れ行きへの驚きだった。ある人が40周年記念本について「ベストセラーランキングの1位」と確認すると、別の人も複数の大手通販で上位になっているとして「本当に売れてるな」と驚いていた。
40年間続いている長期連載だけに、ファン層の厚さを改めて実感した人もいる。作品には設定変更やデザイン変更が何度もあり、そのたびに議論が起きてきた。それでも記念本が発売されれば購入する人が多いことについて、自分たちは作者を甘やかしていると冗談交じりに語る意見まで出た。
こうした言い方には皮肉も含まれているが、長期間作品を追い続けてきたファンならではの愛着もにじむ。内容に不満を言いながらも新刊や設定資料を確認したくなるという『ファイブスター物語』特有の付き合い方が、40周年記念本でも続いている形である。
「買って損なさそう?」購入を迷う人も
一方、発売されたばかりの本を実際に買うべきか迷う意見もあった。「ファンならとりあえず買っといて損はなさそう?」と、内容を確認してから判断したい人もいる。
これに対しては、次の大きな周年まで長く楽しめると考えれば高くないという意見が出た。3630円という価格を単純な一冊の本として見るのではなく、これまでの設定を振り返り、今後の展開を考える資料として長期間使えるなら十分という考え方である。
本書にはMHとGTMを対応させながら登場順に紹介する内容や、40年間の物語を年ごとに振り返る構成が含まれている。連載を途中から読み始めた人だけでなく、旧設定から追っている読者にとっても、変化した設定を整理する資料として使える内容になっている。
実際に「届いた」と報告する人も現れており、発売前の期待から現物を手に取る段階へ移った。発売直後だけに細部まで読み込んだ評価はこれから増えるとみられるが、少なくとも購入そのものへの関心は高い。
設定変更にも「色々慣れた」長期ファンならではの見方
『ファイブスター物語』をめぐる意見では、記念本だけでなく、長年続いてきた設定変更についても話が広がっている。登場人物やメカの名称、設定が変化することは、この作品を追ううえで避けて通れない話題である。
ある人は今後の展開について「設定変更にも大風呂敷にも色々慣れた」としながら、それでも次の物語に期待していると語っていた。変更に戸惑いながら離れるのではなく、変化そのものを含めて作品として受け入れているファンの姿が見える。
別の意見では、作中人物の設定が以前の理解から変わったのではないかと疑問を示す人もいた。40周年記念本は過去を懐かしむだけではなく、現在の設定を改めて確認する意味でも注目されている。
MHからGTMへの大きな変化を経験してきた作品だからこそ、過去と現在を並べて確認できる総覧には独特の価値がある。単なる周年記念の画集ではなく、40年間で積み上がり、時に姿を変えてきた膨大な設定を整理する本として見る意見が強い。
『DESIGNS 8』や今後の展開にも関心
記念本への関心は過去の総まとめだけではない。本書には『F.S.S. DESIGNS 8』へつながる先行情報も収録されており、今後発表される設定や人物への期待も高まっている。
ファンの間では、今後の刊行時期や物語がどこまで進むのかを気にする意見が出た。「魔導大戦はあと何年くらいで終わるのか」と長期連載ならではの疑問を示す人や、次の設定資料集がいつ登場するのかを予想する人もいる。
もちろん具体的な刊行時期について公式に示されていない部分まで断定することはできない。それでも、40周年記念本に未来の展開を示す内容が含まれたことで、読者の視線が過去40年だけでなく、その先へ向いていることは確かである。
10月9日発売の『月刊ニュータイプ』11月号は通巻500号の特別号となり、永野護が表紙イラストを担当し、巻頭インタビューにも登場する予定である。40周年記念本の発売から間を置かず関連企画が続くため、10月は作品を長く追ってきたファンにとって情報量の多い月になりそうだ。
40年追い続けたファンの熱量が改めて表面化
今回の意見で特に印象的なのは、40周年という数字そのものより、現在も新しい設定や次の展開を巡って議論が続いていることだった。ランキング上位を見て驚く人、購入を迷う人、届いた本を読み始める人、設定変更について語る人と、それぞれ立場は違っても作品への関心は強い。
『ファイブスター物語』は1986年の連載開始から40年を迎えたが、記念本は完結した作品を振り返る資料ではない。過去のMHと現在のGTMを整理しながら、さらに次の『DESIGNS 8』へ視線を向ける構成になっている。
「本当に売れてるな」という驚きと、「買って損なさそう?」という迷いが同時に出ているところにも、長期連載作品らしい距離感が表れている。設定変更に振り回されながらも次を確認したくなる。40周年記念本の発売は、そうした長年のファンと『ファイブスター物語』の関係を改めて浮かび上がらせた。
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