
諸葛亮曰く、17時台のドル円は158円32銭前後で推移し、東京午前から続く上昇基調を維持している。11時20分版で示した上方向は継続し、第一目標158円30銭には到達した。一方で当日高値158円44銭付近では上値を抑えられており、欧州序盤は高値更新へ進むのか、介入警戒と短期的な過熱から押し戻されるのかが焦点である。ユーロドルは1.1301前後まで下落し、前版の第一目標1.1320、第二目標1.1305をともに通過した。ドル優勢という大きな構図は崩れていない。
現在の戦況
11時20分版のドル円は上方向、基準158円17銭前後、予測レンジ157.55~158.65円、第一目標158.30円、第二目標158.55円、無効化ライン157.65円としていた。17時05分の指標データでは158.321円、当日高値158.444円、安値157.311円である。方向判断は的中し、第一目標158.30円にも到達した。第二目標158.55円は未到達で、予測レンジ内を維持している。
ユーロドルは前版で下方向、基準1.13253、予測レンジ1.1295~1.1350、第一目標1.1320、第二目標1.1305、無効化ライン1.1352としていた。17時05分は1.13015で、当日安値は1.12960まで低下している。下方向は的中し、第一目標と第二目標をともに達成した。予測レンジ内も維持している。
今回の答え合わせを加えると、週・月の方向判断は17回的中、28回判定となる。予測レンジ内は21回、第一目標到達は10回である。午前から午後にかけてドル円上昇とユーロドル下落を同時に捉えたが、ドル円は158円44銭付近で一度伸び悩んでいる。欧州版では上方向を維持しつつ、高値を追うより押し目を待つ判断を優先する。
時間足別テクニカル分析
USD/JPY
| 時間足 | 基準価格 | EMA20 | EMA75 | EMA200 | 位置・配列 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 158.321 | 158.291 | 158.162 | 157.818 | 3本すべて上 |
| 15分足 | 158.321 | 158.210 | 157.768 | 157.491 | 3本すべて上 |
| 1時間足 | 158.321 | 157.768 | 157.488 | 157.302 | 3本すべて上 |
| 4時間足 | 158.321 | 157.475 | 157.125 | 157.477 | 3本すべて上 |
| 日足 | 158.321 | 157.098 | 158.401 | 157.695 | EMA20・200上、EMA75下 |
| 時間足 | RSI14 | MACD Hist | ADX14 | +DI / -DI | ATR14 | BB幅 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 53.7 | -0.00040 | 25.0 | 29.8 / 15.1 | 0.094 | 0.336 | 上方向・勢い一服 |
| 15分足 | 61.7 | -0.01650 | 31.2 | 21.2 / 14.9 | 0.134 | 0.387 | 上昇優勢 |
| 1時間足 | 71.0 | 0.09078 | 53.0 | 36.1 / 11.0 | 0.196 | 1.979 | 強い上昇・過熱 |
| 4時間足 | 63.4 | 0.11559 | 31.0 | 29.5 / 11.4 | 0.489 | 1.359 | 上昇優勢 |
| 日足 | 50.8 | 0.33597 | 32.7 | 17.8 / 17.3 | 1.307 | 6.353 | 中立から上 |
ドル円は5分足から4時間足まで価格が主要移動平均を上回っている。特に1時間足はADXが52台、+DIが-DIを大きく上回り、RSIも71付近まで上昇しているため、上昇トレンドそのものは強い。ただし5分足と15分足のMACDヒストグラムはマイナスへ入り、短期の上昇速度は鈍っている。158円44銭の当日高値を一気に突破できなければ、いったん158円前半へ押す展開は十分にあり得る。
EUR/USD
| 時間足 | 基準価格 | EMA20 | EMA75 | EMA200 | 位置・配列 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 1.13015 | 1.13094 | 1.13177 | 1.13266 | 3本すべて下 |
| 15分足 | 1.13015 | 1.13159 | 1.13277 | 1.13399 | 3本すべて下 |
| 1時間足 | 1.13015 | 1.13274 | 1.13474 | 1.13912 | 3本すべて下 |
| 4時間足 | 1.13015 | 1.13505 | 1.14238 | 1.14946 | 3本すべて下 |
| 日足 | 1.13015 | 1.14604 | 1.15221 | 1.15507 | 3本すべて下 |
| 時間足 | RSI14 | MACD Hist | ADX14 | +DI / -DI | ATR14 | BB幅 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 33.9 | -0.00005 | 40.1 | 10.1 / 26.4 | 0.00065 | 0.00227 | 下落優勢 |
| 15分足 | 32.7 | -0.00017 | 31.1 | 13.8 / 26.4 | 0.00070 | 0.00271 | 下落優勢 |
| 1時間足 | 29.5 | -0.00022 | 49.1 | 5.7 / 31.8 | 0.00096 | 0.00564 | 強い下落・売られ過ぎ |
| 4時間足 | 34.8 | 0.00009 | 36.2 | 10.7 / 23.9 | 0.00224 | 0.00832 | 下方向 |
| 日足 | 23.6 | -0.00207 | 54.9 | 6.4 / 29.7 | 0.00521 | 0.04205 | 強い下落・売られ過ぎ |
ユーロドルは5分足から日足まで価格がEMA20、EMA75、EMA200をすべて下回る。1時間足はRSI29台、ADX49台、-DIが+DIを大幅に上回っており、下降トレンドは明瞭である。日足RSIも23台まで低下しているため、方向は下でも現在値からの追撃売りは反発を受けやすい。1.1310~1.1320方向へ戻した後の失速を待つ方がリスクを抑えやすい。
USD・JPY・EUR通貨強弱とファンダメンタル
現在の中心は米金利上昇を背景としたドル優勢である。米長期金利が高い水準を維持し、ドル指数も数カ月ぶりの高値圏へ上昇している。米物価指標が市場予想を下回った後もドルが崩れず、金利上昇への感応度が高い状態が続いていることは重要である。
円は日銀の金融政策に対する引き締め観測が残るにもかかわらず弱い。日銀短観で企業景況感の底堅さが示され、政策正常化を意識させる材料があっても、ドル円は158円台へ上昇した。市場は現時点で日本側の金利上昇より米金利とドル需要を強く評価している。
ユーロはさらに弱い。ユーロドルは1.1300近辺まで低下し、主要時間足の移動平均を全面的に下回っている。米欧金利差とドル高が重しになっており、短期的な売られ過ぎによる反発はあり得ても、上位時間足の下降構造を覆す材料はまだ乏しい。
本日の重要イベント
欧州時間では製造業関連指標や欧州中央銀行関係者の発言が控える。ユーロドルはすでに1.1300近辺まで売られているため、欧州材料が予想を上回れば短期的な買い戻しが起きやすい。ただし1.1320台を回復できない限り、反発は下降トレンド中の戻りとして扱う。
米国時間では22時45分の米製造業PMI、23時のISM製造業PMIと仕入価格が重要である。ISM製造業PMIは前回54.6に対し予想56.0となっており、強い結果なら米金利とドルをさらに押し上げる可能性がある。仕入価格も物価圧力を見る材料になるため、景況感と価格指数がともに強ければドル円の159円方向を意識しやすくなる。
一方、弱い結果なら東京時間から積み上がったドル買いの巻き戻しに注意したい。翌日には米雇用統計も控えているため、欧州から米国序盤では高値圏の利益確定が入りやすい。ドル円は介入警戒も重なり、158円後半へ進むほど値幅の急拡大に備える必要がある。
時間帯別シナリオと価格予測
欧州序盤のドル円は158円44銭の当日高値が第一関門である。ここを明確に上抜いて定着すれば、158円55銭、158円80銭へ上値余地が広がる。さらに米指標が強ければ159円台を試す余地もある。一方、158円20銭を割り込んで戻りが鈍れば158円00銭、157円80銭方向への調整を警戒する。
ドル円の欧州版方向は上とする。予測レンジは157.80~158.90円、第一目標158.55円、第二目標158.80円、無効化ライン157.75円とする。1時間足の上昇トレンドは強いが、RSIは70台へ達しており、現在値からの追い買いは推奨しない。現在の推奨は押し目買いである。
ユーロドルは下方向を維持する。予測レンジは1.1275~1.1330、第一目標1.1290、第二目標1.1278、無効化ライン1.1332とする。1.1300付近は心理的な節目で、1時間足と日足は売られ過ぎである。したがって現在値から追撃するより、1.1310~1.1320方向への戻りを待って売る方針を優先する。
大衆の意見では、ドル円の上昇を押し目買いで追う見方が残る一方、高値圏で売りを狙う意見と介入を警戒する意見も増えている。孔明の判断も方向は上だが、高値追随ではなく押し待ちである。方向は大衆と一致していても、158円台後半へ近づくほど急落リスクを軽視しない。
諸葛亮孔明の最終裁定
諸葛亮曰く、ドル円は上方向、予測確度74%とする。基準は158円32銭前後、予測レンジ157.80~158.90円、第一目標158.55円、第二目標158.80円、無効化ライン157.75円である。5分足から4時間足まで主要移動平均の上にあり、1時間足のADXとDMIも上昇を支持する。ただし短期MACDは勢いの鈍化を示し、介入警戒も強い。ゆえに推奨は高値追いではなく押し目買いである。
ユーロドルは下方向、予測確度80%とする。基準は1.13015前後、予測レンジ1.1275~1.1330、第一目標1.1290、第二目標1.1278、無効化ライン1.1332である。全主要時間足で価格が移動平均を下回り、1時間足と日足の下降トレンドも強い。ただしRSIは売られ過ぎに入っているため、推奨は戻り売りとする。
11時20分版ではドル円の第一目標、ユーロドルの第一・第二目標まで到達した。欧州版でもドル優勢を基本とするが、勝ち筋は勢いに飛び乗ることではない。兵が伸び切ったところへ加勢するより、陣形が整い直す押しを待つべき局面なり。
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