諸葛亮曰く、執筆時点のドル円は158円15銭前後で推移している。東京午前の157円90銭前後からさらに上値を伸ばし、午後には158円台へ定着した。15時台には158円30銭台から急に下押しする場面があり、「介入か」と警戒する意見が一気に増えたものの、下落をそのまま売り転換とは見ず、「押し目」と受け止める意見も根強い。午前の買い優勢は崩れておらず、欧州入りでは158円台を維持できるかと、158円50銭付近を突破できるかが焦点になっている。

158円台へ上昇、午前の強気がさらに拡大

午前10時台には157円90銭前後だったドル円は、その後158円台へ乗せた。午後の意見では「160いくわ」「むしろ買い場だよ」と上方向を見る強気が目立ち、159円から160円までを視野に入れる見方も出ている。

背景には、朝から続いた上昇が簡単には崩れなかったことがある。157円台前半から158円台まで切り上げた後も大きく押し戻されず、「結局さがったらロングが正解じゃん」という意見が出た。短い下落を買い場と見る心理が維持されている。

一方、158円台まで上昇したことで高値警戒も強まった。「絶好の売り場」という意見や、160円へ近づくなら売りを積み上げたいという見方もある。上昇を追う側と高値からの反落を狙う側がぶつかっているが、15時台前半までは買い側の勢いが優勢だった。

158円47~50銭が強気派と売り派の分岐点

具体的な価格で最も意識されているのが158円50銭前後である。「159.04から156.38の下げに対する78.6%のレートが158.47」「50超えたら売りシナリオは白紙」という意見があり、158円47~50銭を上値の重要地点として見る人がいる。

買い側では158円10~20銭付近を下値として意識する見方がある。「158.1~2あたりに防衛線敷かれたか」という意見が出たほか、158円台前半への下落後も買い直す動きが見られた。「158.244 L、L損切りしてL」と、損切り後も再び買いへ入った体験もある。

売り側は158円40~50銭付近と、その先の160円を意識している。「160触ったとしてもそこから上目指すことなんてないんだからここからS」という意見もあり、高値を追うより上で売る姿勢である。

大衆の価格マップでは、買いたい価格は158円10~20銭付近、売りたい価格は158円47~50銭付近と160円付近に集まっている。損切りについては158円40銭付近で買いポジションのストップにかかったという体験が確認できる。上昇継続を見る側にとっては158円台前半を維持できるか、売り側にとっては158円50銭を越えさせないかが攻防点になっている。

15時台の急落で「介入か」が一気に増えた

心理が大きく揺れたのは15時台である。15時前後までは「160いくわ」「買い場だよ」と上昇継続を期待する意見が目立った。ところが15時11分ごろから下方向へ振れると、「介入きてる」「ショートしとけばよかった」と急落を警戒する意見が増えた。

ただし、下落直後から見方は割れた。「こんなショボい介入があるかよ」という意見が出る一方、「押し目きたー」「結局さがったらロングが正解」と買い直す意見も続いた。急落そのものより、下げた後に再び買われるかを見ている人が多かった。

15時40分を過ぎると再び下げが強まり、「介入がくるぞ」「暴落だ」と警戒が急増した。それでも「157.5割るぐらい下げたら介入を疑う。それ以外は押し目」という意見もあり、158円台での数十銭の下落だけでは上昇基調が終わったと判断しない層が残っている。

つまり15時台は、買い一色だった心理に初めて強い介入警戒が割り込んだ時間帯である。ただし売り優勢へ完全に反転したわけではなく、急落を見ても買い直す意見が続いている。

介入警戒は強いが「実際には来ない」と見る意見も多い

158円台へ上昇したことで、介入は午後最大の論点になった。「この前レートチェックしただろ」「介入来るぞ」と警戒する意見が繰り返し出ている。15時台の急落時には、値動きそのものを介入と疑う意見まで一気に増えた。

その一方で、「介入しないってバレた」「本気で介入信じてる奴いるかよ」と、実際の介入には懐疑的な意見も目立つ。9月末や159円付近でも強い円買いが続かなかった経験から、160円より下なら当局は動きにくいと見る人もいる。

このため介入警戒は売り材料というより、買いポジションを長く持つことへの最大の不安材料として意識されている。強気派でも介入を完全に無視しているわけではなく、158円50銭や159円、160円へ近づくほど突然の下落を警戒している。

大衆の通信簿、午前の買い優勢は的中

前回10時20分版では157円90銭前後で買い優勢と判定していた。今回の執筆時点は158円15銭前後で、前回から約25銭上昇しているため、前回の買い優勢は的中とする。

これで直近の記録は6回的中、13回判定となる。的中数はまだ半数に届いておらず、大衆の見方はむしろ逆張りの目安になっている。ただし今回は午前の「158円突破」期待が実際の上昇と一致し、午後まで買い優勢が継続した。

同日11時20分の孔明はドル円を上方向と判定し、158円30銭を第一目標、158円55銭を第二目標としていた。午後の大衆も基本的には上方向を維持しており、現時点では孔明と大衆の方向は一致している。ただし大衆側では15時台の急落を受け、介入警戒と高値売りを考える意見が午前より明らかに増えている。

まとめ

ドル円は158円15銭前後まで上昇し、午後も押し目買いを中心とした買い優勢が続いている。158円47~50銭付近では売りを考える意見が増え、その先では159円、160円を意識する強気派と高値売り派が衝突している。15時台の急落で介入警戒は一段と強まったが、下落を押し目と見る意見も多く、現時点では売り優勢への完全な反転には至っていない。欧州入りでは158円台前半を維持できるか、そして158円50銭を突破できるかに意見が集中している。