9月5日に放送された映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3」をめぐり、視聴者からは懐かしさとともに、シリーズ前半との違いを指摘する声が多く出た。織田裕二らレギュラー陣への支持は根強い一方、「1作目、2作目ほど記憶に残っていない」という評価も目立つ。

シリーズの思い出が強いほど比較が厳しくなる

視聴者反応で繰り返し出ていたのは、ドラマ版や劇場版1・2への強い愛着だ。「レインボーブリッジまでで良かった」「1と2は覚えているが3以降は印象が薄い」といった声があり、過去作の完成度が高かったからこそ3作目を見る目も厳しくなっている。

逆に、久しぶりに見ても織田裕二を中心としたレギュラー陣はやはり良いという反応もある。作品の評価が割れても、長年積み上げたキャラクターへの支持は別に残っていることが分かる。

音楽とゲストの多さも印象を左右

細かい演出面では、シリーズを象徴する音楽の入り方に物足りなさを感じる声があった。冒頭から「Rhythm And Police」を期待していた視聴者にとって、聞き慣れた音がすぐ来ないだけで作品のテンポや高揚感が違って感じられる。

また、3作目はゲストキャラクターが多く、レギュラー組の掛け合いをもっと見たかったという反応もあった。大規模な映画として要素を増やすほど、テレビシリーズから見続けているファンには「いつもの湾岸署」が薄く感じられるということだろう。

今見ると気になる警備や設定

再視聴ならではの反応として、作中の警備体制や施設への出入りが緩く見えるという指摘もある。公開当時は勢いで受け入れられた場面でも、現在の感覚で見ると気になる部分が増える。時間が経つことで作品の評価軸が変わる典型例だ。

それでも放送中に過去作との比較や名場面の記憶が次々語られること自体、このシリーズが長く共有されてきた証拠でもある。3作目単体への評価以上に、「踊る大捜査線のどこが好きだったか」を視聴者が再確認する放送になったようだ。