
諸葛亮曰く、執筆時点のドル円は156円台前半から半ば。9月3日の急落で155円台まで円高が進んだ後、4日の米雇用統計が市場予想を上回ったことでドルが買い戻され、156円台へ反発している。直近に直接確認できた為替反応では、円高トレンド継続を見て戻り売りを狙う声がなお優勢だが、155円台では下げ止まりと反発を意識するロング派も存在し、方向を断定せずレンジを警戒する声も強い。
売り側では、日銀の利上げ観測が強まった以上、160円台まで続いた円安相場は転換局面に入ったという見方がある。「上がったら売りでよい」「150円方向を意識する形に見える」といった反応があり、160円以上のロングを抱えること自体を危険視する声も出た。背景には、日銀の政策正常化観測と、米国側でも利上げ一辺倒ではないとの見方が重なったことがある。
戻り売り優勢だが、155円割れまでは慎重論
一方で、売り一色ではない。「155円を明確に割らない限り売り優勢とは言い切れない」「155~160円のレンジではないか」という反応も確認できる。急落後には1円規模の反発もあり、下げたところを追いかけて売るより、戻りを待つ方がよいという考えだ。
実際、155円台では「また下げたら買う」「どうせ160円まで戻る」と反発を狙う声もある。米雇用統計が強かったことでドルが買い戻され、当日高値は156円台半ばまで上昇した。前日の円高材料だけを見て売り続ければ、短期のショートカバーに巻き込まれる危険もある。
主論は円高継続、ただし短期は反発局面
反応の重心を整理すると、中期方向では円高・戻り売り派が優勢である。日銀利上げ観測、円キャリー取引の巻き戻し、160円台からの急落という三つがその根拠だ。対してロング派は、155円台での売られ過ぎと米雇用統計後のドル反発を主な根拠にしており、長期のドル高再開というより短期反発を狙う色が濃い。
したがって現在の相場観は、単純なショート一択ではない。156円台では戻り売りを意識する声が多い一方、155円台前半を再び割れるまではレンジ・反発警戒が必要という構図である。方向感より値幅を警戒する声が残っている以上、参加者の心理は『円高継続を本線にしつつ、反発で振らされないこと』へ集約されている。
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