11円値下げでも反応は「まだ高い」

ファミリーマートが、直巻おむすび4種類を9月22日から税込11円値下げすると発表した。焼しゃけなどは198円から187円、和風ツナマヨネーズは185円から174円になる。米の市場価格低下を受けて原材料コストを見直し、具材量や仕様は変えないとしている。

この値下げに対しては、歓迎よりもまず「上がった幅に比べると下げ幅が小さい」という反応が目立った。米価格が下がっても11円程度なのか、120円台だった頃を知っていると200円前後からの値下げでは安さを感じにくい、といった声である。価格そのものより、ここ数年の値上がりの記憶が強く残っていることが分かる。

一方で「価格競争が始まるなら意味がある」

別の見方として、金額が小さくても値上げ一辺倒だった流れから値下げへ転じた点を評価する反応もある。商品を買わなくなれば企業は価格を見直す、他社やスーパーとの競争が強まればさらに下がる可能性がある、と期待する声だ。

数十円単位の価格差は小さく見えても、日常的に買う商品では購買行動を変えるという指摘もあった。自販機やコンビニでは10円程度の差でも客の選択に影響し得るとして、今回の改定を『象徴的な一歩』と見る意見である。

コンビニおにぎりの基準価格そのものが問われる

反応を追うと、焦点は11円の是非から、コンビニおにぎりをいくらなら買うのかへ移っている。200円近い商品ならスーパーや自炊を選ぶ、昼食全体で考えると500円を超えやすくなった、という節約志向の声が出ている。一方、手軽さや具材、店の近さを含めれば一定の価格差は受け入れるという層もいる。

ファミリーマートは9月29日から税込158円のお手軽価格のおむすび3種類も投入する。今回の値下げが単発で終わるのか、コンビニ各社の価格競争につながるのか。消費者が見ているのは11円だけではなく、日常食の『普通の値段』がどこまで戻るかである。