TV・漫画・アニメ
『転生ゴブリンだけど質問ある?』第1話に意見続々 「寿命7日は短すぎる」独特な死生観と設定に賛否

『転生ゴブリンだけど質問ある?』第1話が放送
TVアニメ『転生ゴブリンだけど質問ある?』が10月5日に放送を開始した。原作は三木なずな、漫画は荒木宰による作品で、主人公は部下から信頼されていた会社員・八神彰。子どもをかばって命を落とした後、異世界でゴブリンのアキラとして生まれ変わる。
この世界のゴブリンは「寿命がわずか7日」という極端に短命な種族だが、アキラだけは転生時に得たスキル「人間80年」によって長く生きられる。さらに、先立つゴブリンからスキルを受け継げるという設定が物語の軸となっている。
第1話を巡る意見で圧倒的に目立ったのは、この「寿命7日」という設定への驚きだった。「7日は短すぎるな」「毎日葬式してそう」といった意見が相次ぎ、転生ものとしての既視感よりも、ゴブリンの異常な短命さへ関心が集中した。
「7日は短すぎる」ゴブリンの寿命設定に疑問集中
特に多かったのが、7日間しか生きられない種族が社会や文化を維持できるのかという疑問だ。「いくらなんでも7日で寿命は無理があるだろ」という意見があり、誕生から死亡までが1週間なら、言葉を覚えたり仕事を身につけたりする時間さえ足りないのではないかと指摘された。
作中ではゴブリン同士が普通に会話し、集落を形成して生活している。それだけに「1週間で死ぬなら言語とか学べない」という疑問や、村の中で次々と世代が入れ替わるはずなのに、周囲の人物が大きく変化していないように見えることを気にする意見もあった。
囚われていたゴブリンが急速に老いていく場面についても、「周りで見ていたやつも、ほとんど死んでない?」と時間経過との整合性を気にする意見が出た。「毎日葬式ばっかりやってるんかな」と、短命設定から村の日常を想像する意見も多い。
一方では、知識や言語などの記憶が世代を越えて受け継がれる仕組みなのではないかと考える意見もあった。「意味記憶は子に受け継がれていくのだと思う」と設定を補完して見る人もおり、7日という数字をきっかけに世界観そのものを考察する流れが生まれている。
「意外と面白かった」不穏な世界観を評価する意見
寿命設定への疑問が多い一方、作品自体については「意外と面白かった」という意見も目立った。明るい転生ファンタジーを想像していた人からは、短命なゴブリンが次々と死を迎える独特な世界に驚いたという内容が出ている。
「緩やか和やかなお気楽ゴブリンライフの話かと思ったらずっと不穏な空気が漂ってるな」という意見は、第1話の印象を端的に表していた。かわいらしいキャラクターデザインと、寿命や死を強く意識させる設定との落差が大きかったようだ。
ゴブリンが死ぬ際に、自身が持つスキルを看取った相手へ譲る仕組みにも関心が集まった。生まれつき持てる能力が限られていても、長く生きるアキラは仲間を見送りながら能力を受け継げるため、短命な種族の中で一人だけ経験と力を蓄積していくことになる。
そのため「1日1日が濃密な感じになるのかね」と、7日という寿命を単なる奇抜な設定ではなく、物語の仕掛けとして見る意見もあった。無理があるという批判が強い一方、その極端さが作品独自の死生観につながっていると受け止める人もいる。
「また転生かよ」既視感への厳しい意見も
設定とは別に、「しかしまた転生かよ」と転生作品の多さそのものに疲れを示す意見もあった。主人公が異世界へ転生し、特別な能力を持つ構造から「転スラじゃねーか」「Re:Monsterじゃん」と既存作品を思い出した人もいる。
特に、最弱種族として扱われるゴブリンへ転生しながら、主人公だけが特殊な能力で長寿と強さを得ていく点には既視感を覚えた人がいた。「転スラを転ゴブリンにしただけか」と厳しく見る意見もあり、転生ものとしてどこまで独自性を出せるかを気にする内容が続いた。
ただ、「貴族転生よりは面白い」と評価する意見や、最初はありがちな作品だと思ったものの、7日の寿命とスキル継承によって印象が変わったという見方もある。転生という入口そのものより、そこから何を描くかを見たいという立場だ。
主人公アキラについても、穏やかな人物に見えながら必要なら実力行使も辞さない姿勢を見せたことで、「かなり不敵な主人公なのかもしれない」と今後の人物像を気にする意見が出ている。
人間キャラクターの作画には好評価
映像面では、人間側のキャラクターデザインを評価する意見があった。「人間のキャラデザがなずなアニメ史上最高」とする内容や、女性キャラクターの見た目を素直に評価する意見が見られた。
一方、主人公が転生したゴブリンの体形には「ETみたい」と独特な見た目を面白がる意見もあった。人間キャラクターを整ったデザインで描きながら、ゴブリン側は人間とは大きく異なる姿を保っているため、その落差も作品の印象を強めている。
音響について細かく見る意見もあり、以前より聞きやすくなったとしつつ、台詞の聞こえ方にはまだ気になる部分があるという指摘があった。第1話の段階では、設定への議論が圧倒的に多いものの、作画や音の作りまで確認している人もいる。
第2話先行配信で早くも続きへの関心
本作は10月5日の第1話放送開始と同時に、一部配信サービスで第2話も1週間先行して配信された。第1話を見た人からは、アキラの能力が今後どのように使われるのか、寿命7日の設定が物語の中でどこまで整合的に描かれるのかを気にする意見が出ている。
特に、長命なアキラと短命な仲間との関係は早くも大きな関心事になった。「今後本来の仲間であるゴブリンはバタバタ死んでいって他種族の仲間はずっと長く共にいるんだろ?」と、主人公だけが仲間を見送り続ける構造を重く受け止める意見もあった。
第1話だけでは説明されていない部分が多いため、「原作はこれ辻褄合うようになってんのかね?」と続きを確認したい人もいる。寿命7日という設定への違和感が、そのまま視聴をやめる理由になる人もいれば、逆に答えを確かめるため続きを見たいという人もいる状態だ。
まとめ
最も多かったのは、ゴブリンの寿命が7日という設定に対する「短すぎる」「社会が成立するのか」という疑問だった。言語や文化の継承、村の世代交代、囚人の老化など具体的な場面を挙げて整合性を気にする意見が続いた。
次に目立ったのは、明るい転生ものを想像していたところへ短命と死を前面に出す世界観が来たことへの驚きで、「意外と面白かった」「ずっと不穏な空気」と評価する意見だった。一方では「また転生かよ」「既存作品を思い出す」という厳しい意見もある。第1話は、転生という定番の入口以上に「7日しか生きられないゴブリン」という極端な設定が評価を大きく分ける回となった。